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Web制作やSEOについて

クリニックのWeb制作後にやっておくべきこと

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今回は診療予約システムの話を一旦離れて、クリニックのWeb制作について、制作後にやっておきたいことについてまとめてみます。

「クリニックのWeb制作とSEO」で書いたように、Webサイトを上位表示させたり集患・増患に役立てようとした場合、サーエンジン最適化(SEO)の視点が必ず必要になってきます。今回はその手法の1つである、被リンク獲得(外部リンク獲得)についてまとめてみたいと思います。

被リンクとは、外部のサイトからクリニックのWebサイトへ貼られるリンクのことです。別名で「外部リンク獲得」と言いますが、これはWebサイトのページ内で貼られる「内部リンク」との違いを明確にするために用いられる言葉で、被リンク獲得と同じことを意味します。

被リンク獲得はSEOの基本とされてきた手法の1つで、「たくさんのサイトからリンクを貼られているサイトは、参照する価値があるはずである」という検索エンジンのアルゴリズムへの対策ということになります。簡単に言うと、被リンクを獲得するとサイトが上位表示される可能性が高まるということです。

では、何でもいいからリンクを貼ってもらえばいいのかというとそうではありません。まず、被リンクは自分のサイトに関連性の高いサイトからでないとほとんど意味がないと言われています。つまりクリニックであれば、他の医療に関連するサイトやクリニックの立地するエリアに関連のあるサイトなどからでないとほとんど意味がないでしょう。また、リンクしてくれるサイト自体の規模や評価も重要です。これは例えば、閲覧者の多いYahoo!からリンクされるサイトは、閲覧者の少ない個人のブログからリンクされるサイトより有益な情報が掲載されていると考えられるからです。実はSEO黎明期には「たくさんのリンク」が重視されていましたが、サーチエンジンのアルゴリズムも進化してきたため「質の高いリンク」=「関連性が高い×リンク元サイト自体の評価が高い」が重視されるようになってきたのです。

これに関連して注意が必要なのは、SEO代行会社などから「自動的にたくさんの被リンクを貼って検索順位を上げましょう」などという提案をされた場合です。実のところ、この方法はすでに検索エンジンに対するスパム行為として「ペナルティ対象」になっています。以前は実際に上位表示の効果があったのですが、そういった「偽のリンク」で検索結果が歪められてしまうと、検索者が本当に求めている情報にアクセスできないため、Googleをはじめとする検索エンジンがこの行為を厳しく取り締まるようになったのです。そのため間違っても、そのような話に乗らないでください。もしかしたら上位表示されるかもしれませんが、最悪の場合、一切検索結果に出てこなくなるペナルティを科せられるかもしれません。

前置きが長くなりましたが、それでも「被リンク」というのはSEOを考える上で避けては通れない道です。何もしないよりは、何かしたほうがいい結果につながるはずです。かといって手間もかかりますので、以下に効果がありそうなものを必要最小限あげさせていただきました。クリニックのWebサイトを開設したら、申請してリンクを獲得してみることをお勧めします。

■ 病院検索サイト
・マイクリニック  (エンパワーヘルスケア株式会社が運営)
>>リンク申込み http://support.myclinic.ne.jp/link

・ご近所のお医者さん情報 (株式会社アクセントが運営)
>>新規登録申込み https://www.gokinjo.co.jp/pc/member_menu.html

※他にも検索サイトはありますが、「リンク」を貼ってくれないところは意味がありませんので載せていません。

■ Google プレイス
http://www.google.co.jp/landing/placepages/owner.html

リンク獲得だけでなく、Googleマップで近所のクリニックを検索した際に表示されたりするため、直接のサイトへの流入や新患獲得も期待できます。モバイルとの親和性も高く、これからの時代には登録必須だと思います。必ず行うことをおすすめします。

以上、SEOの観点からWebサイト制作後にやっておきたいことをまとめてみました。あくまでたくさんあるSEO施策の1つであり、必ず上位表示されるわけではありませんのでご了承ください。あとは、ソーシャル(Facebook、Twitter、ブログなど)を活用して相互リンクという方法もありますが、この点についてはまた別の機会にまとめてみたいと思います。

それではまた、次回のエントリーで。
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キーワード: 病院,クリニック,診療所,ホームページ,WEBサイト,WEB制作会社,医療専門,デザイン,SEO,上位表示,検索エンジン,サーチエンジン,おすすめ,作成

クリニックのWeb制作とSEO

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今回も診療予約システムの話を離れて、クリニックが行えるSEOについて書いてみたいと思います。

通常、開業医の方々は、Webサイトの制作をWeb制作会社に依頼すると思いますが、Web制作会社はSEOについてはあまり触れたがらない傾向にあります。というのは、SEOは「Webの運用」の世界であり、「Webの制作」とはある意味で毛色の違う作業だからです。

SEOとは、制作されたサイトに対して継続的なプラン・ドゥ・シーのサイクルの中で成果をあげていく性質のものです。誤解を恐れずに言うと、一次的な制作(一時的な制作ともいえます)に従事するWebデザイナーにとって、SEOはサイト完成後のほとんど関係ない世界の話なのです。

一方で、集患というWebサイト制作の本来の目的から考えた場合、ただ作るだけでは駄目なのは明らかです。なぜなら、SEOの肝であるプラン・ドゥ・シーのはじめの1歩は、やはりサイトの構築だからです。ですから、本気で「集患の手伝いを、Web制作を通してやっていきたい」と考えているWeb制作会社は、いくらクライアントが「これでいいよ。」と言っても、「そのテキスト分量では、SEOの観点からみて不足しているので、もう少し原稿を増やしてください。※」というようなやり取りができるはずです。
※テキストの量や含まれるキーワードの数で、検索順位に影響があるとされています。

しかし、大抵の場合は「クライアントはSEOの仕組みをわかってないのだから、とりあえず言われたとおり制作するしかない」「効果が上がるか分からないから、余計なことは言わないほうがいい」といった理由で、クライアントから聞かれない限り突っ込んだ話はしてきません。これは別に医療機関のサイト制作だけのことでなく、一般企業がサイトを制作する際もWeb制作会社からSEOの観点からの提案はあまりありません。

もちろんWeb制作会社の方もプロですから、SEOの知識は持っていますし、サイトの構成などの基本的な部分での対策はやってくれます。一方で「どんなキーワードを入れるべきか」という企画の部分は、Web制作会社の仕事ではありません。どんなキーワードで引っ掛かるようにしたいかは、最終的にクライアント側が考える必要があるのです。

以上のような仕事の性質上、制作会社の方から積極的な提案がないのは仕方がないとしても、制作会社の中には「SEOはあまり意味がない」「大きな会社でなければ不要です」のような話をする方もいますので注意が必要です。これは単に面倒くさがっているのであって、事実とは言えないと私は思います。前回のエントリーにも書いたとおり、たとえ小さなクリニックでも集患を本気で考えるならSEOは必要なのです。

ですので、せっかくクリニックのWebサイトをつくるのであれば、制作会社の方にSEOの相談をしてみるべきです。どこまで提案やアドバイスをしてくれるかは別ですが、下記のような点を投げかけてみて打合せしていけば、何もしないのとは違う結果が出ると思います。

 

■ 制作時に行っておきたいSEO

1. ページタイトルに「地域名」と「科目名」を入れる

悪い例 「山田医院のホームページ」
良い例 「赤坂駅1分! 山田医院(内科・小児科)」

患者さんは「地域名 クリニック」「地域名 病院」や「地域名 小児科」「地域名 耳鼻科」のような組み合わせで検索します。エリアによっては「駅名」など具体的なもののほうが良いケースもあるでしょう。

 

2. トップページだけでも簡単に更新できる仕組みを取り込む

更新頻度もサーチエンジン対策には重要です。何らかの方法で更新ができるようにしておきましょう。
(例) News欄を設け、診察予定や季節のお知らせなど不定期でよいので更新する。

 

3. 少なくともトップページだけはテキスト量を多くする

SEOを行ううえでトップページの果たす役割は非常に大きいです。画像だけのトップページなどは、サーチエンジン対策の観点からすると良くありません。

 

本当はもっとたくさんありますが、必要最小限ということで今回はここまでにさせていただきます。また機会があったらまとめてみたいと思います。

それではまた、次回のエントリーで。
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キーワード: SEO対策,サーチエンジン対策,クリニック,病院,上位表示,一番,1位,成果報酬

Web時代におけるクリニック名の考え方

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今回は、診療予約システムの話を少し離れて、「クリニックの名前」について書いてみたいと思います。

開業医の皆さんであれば、クリニック名を考えるのに頭を悩ませたことがあるのではないでしょうか。開業にあたり、いろいろな「こだわり」や「思い」があってつけられた名前はそれぞれすばらしいと思いますが、今回は「Web時代におけるクリニック名の考え方」と題して、少しテクニカルな話をさせていただきたいと思います。特に自社サイトのSEOに長く関わってきた経験を元に、検索エンジン対策の視点から書いてみたいと思います。

今日、クリニックのPRの手法として、Webサイトを抜きに語ることはできません。地域密着の歴史あるクリニックであれば不要とのご意見もあろうかと思いますが、新規開業される方にとっては必須のPR手法であると私は思います。それは、患者さんの多くが、はじめて行くクリニックを決める際にWebサイトを確認するからです。患者さんも転居等で一定数の入れ替わりがありますので、新天地でのかかりつけ医を探す際には、いきなり飛び込まず検索してサイト確認をします。そこでの検索ワードは、「地域名 クリニック」「地域名 病院」や「地域名 小児科」「地域名 耳鼻科」のような組み合わせが多いでしょう。

 

対策1.検索に引っ掛かりやすくする

SEOの手法の1つとして、これらのキーワードをWebサイトに入れ込むなどの「内部対策」があげられます。特に、ページのタイトルや、見出し部分にこれらのキーワードを配置することによって、より検索に引っ掛かりやすくなります。そのため、クリニック名に「地域名」や「科目名」が入っていると、自然と「内部対策」ができることになり、周囲のクリニックよりも検索順位が高くなる可能性が上がります。例えば「六本木小児科」というクリニック名は、見た目や印象はともかく、SEO的には良い名前と言えます。それは、あまり意識しなくても「六本木 小児科」という検索に引っ掛かりやすくなる名前だからです。

また、患者さんがどのキーワードで多く検索するかという視点もあります。例えば、「婦人科」と「レディースクリニック」では、後者のほうが1.5倍の検索ボリュームがありますので、「レディースクリニック」にしたほうがサイトに訪問されやすくなるはずです。

上記のようにキーワードの検索ボリュームを知りたい場合は、Googleが無料で提供している下記のサイトが便利です。私の場合、これをやりだすとしばらく夢中になって止まりません。
Google トレンド http://www.google.co.jp/trends/

一方で、上にあげたような検索ワードで検索をしても、「タウンページ」「医療機関検索サイト」のような、クリニックを取りまとめている大きなサイトが上位表示されることも多いのが現実です。その中で、クリニックが検索エンジン対策をするには「対策1.検索に引っ掛かりやすくする」だけでなく、もう一工夫が必要になってきます。

 

対策2.クリックされやすくする

検索に引っ掛かっても、すべてのサイトを患者さんが見てくれるとは限りません。いくつかの候補の中から、何らかの選択基準で絞り込んでいくでしょう。その際に、クリニック名が果たすことができる役割は、それが患者さんにとって「クリックしたくなる」名称かどうかということです。

例えば下記の例を見てみてください。
A. 「山田産婦人科 赤坂クリニック」
B. 「山田ひろこ産婦人科 赤坂クリニック」

AとBの違いは、「ひろこ」という文字が入っているかいないかです。もし、同時にこの2つの医院の名称を見たとして、「女医さんに診てもらいたい」患者さんはどちらを先にクリックするでしょうか?ほとんどの方が、Bを先にクリックすると思います。これは、患者さんのニーズを先読みし、クリニック名にさりげなく取り入れる上手いやり方の1つだと思います。また、この手法は単にSEOの視点だけでなく、実際の看板、交通広告などでも同様の理由から効果があると思います。

あるいは下記の例はどうでしょうか?
a. 「やまだ整形外科 赤坂クリニック」
b. 「赤坂整形外科 スポーツクリニック」

例えば付近に大学などがあり若い方が多いエリアであった場合、整形外科にかかる理由の1つにスポーツの怪我が考えられます。当然、全員がそうではありませんが、スポーツで怪我をしたような患者さんにはbのクリニック名が「明らかなメッセージ」として「くっきりと」見えてきます。この場合多くの方が、bを先にクリックすると思います。

以上、「対策1.検索に引っ掛かりやすくする」と「対策2.クリックされやすくする」について、具体的な例を挙げながら書いてみました。いかにデザイン性が高く、貴院のウリを上手く伝えているWebサイトでも、患者さんに実際にアクセスしてもらえなければ意味がありません。そういう意味では、これから開業をお考えで、クリニック名をゼロから考える際には、SEOの視点も少し加味してみるのも良いかもしれません。できるだけたくさんの新患の方が貴院のサイトに訪れることができるように。

それではまた、次回のエントリーで。
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追記: なお、今回ご紹介したSEOに関する記述は2013年4月時点のものであり、検索エンジンのアルゴリズム(google,bingなどが、どのサイトを上位に表示するかの決め事)が変化すると変わることがありますが、大枠としては今後も続いていくと考えられます。また、SEOの知識がなくてもご理解いただけるよう、細かい説明を省いたりしていますのでご了承ください。

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