診療予約システムをお探しですか?
それでは、早速はじめましょう!
今回は、診療予約システムによる予約管理のデジタル化についてです。
診療予約システムの導入をされる病院・クリニックには大きく分けて2つのパターンがあります。
A. 予約管理をデジタル化したい
(紙ではなく、パソコンで予約管理したい)
B. ネットで予約受付できるようにしたい
(携帯・スマホ、パソコンからの予約を自動受付したい)
今回は、Aの予約管理のデジタル化に絞ってメリット、デメリットをまとめてみます。予約管理のデジタル化とは、院内で紙の予約表を使わずに「パソコン上の予約表で予約管理すること」です。なお、Bのネット予約受付をするためにはAの予約管理のデジタル化が必要になります。
予約管理のデジタル化についてご説明するためには、紙の予約表との違いを明確にするのが手っ取り早いと思いますので、ここで両者のメリット・デメリットを挙げてみます。
1.紙の予約表のメリット・デメリット
メリット
・誰でもすぐに利用できる
・短期の検索性に優れている(1週間前後の検索性)
・工夫次第でイレギュラーな情報も書き込める(柔軟性が高い)
デメリット
・複数の場所で利用しづらい
(情報共有に限界。リアルタイムで共有できない)
・使い捨ての情報になる(後で分析などがしづらい)
・紙の大きさが決まっているので、病院・クリニックの規模、運用方法等によっては見づらくなってしまう。
以上のように、IT化が進んだ現代においても、紙のメリットというのは侮れません。
ネット予約を検討していない場合や、複数の場所(受付、診察室、院長室など)で予約表を利用・受付したい場合以外は、あえて電子化する必要は無いかもしれません。
2.デジタルの予約表のメリット・デメリット
メリット
・複数の場所でリアルタイムで情報共有できる
・情報を蓄積し、分析が行える
・患者からのネット予約を受付けることができる(上記B)
・患者検索などの便利な機能があり、慣れると業務効率向上が期待できる
デメリット
・使い方を覚える必要がある
・診療予約システムの仕様にない情報等が記載できない
※メモ機能などで代用はできます。
・機器の故障など、一時的に使えない可能性がある
デメリットについてはパソコンを使う以上避けて通れない問題です。ただしパソコンやネット環境は10年前と比べると圧倒的な進化を遂げており、故障や通信不良などでのトラブルはかなり少なくなったと言えます。
メリットに関してですが、複数の場所での情報共有を行うには診療予約システムは必須と言えるでしょう。紙で運用するとリアルタイム性を欠くため、どこかでミスが生まれます。これは本来あるべき姿とは言えません。
以上のように、紙の予約表・デジタルの予約表にはそれぞれにメリット、デメリットがありますが、複数の場所で予約を管理したり、患者さんを受付けたりする場合は、診療予約システムの導入が必要だと思います。
ネット予約をしないのであれば、予約表がシンプルで使いやすいシステム、初期費やランニングコストの低いシステムが第1候補になると思います。
それではまた、次回のエントリーで。
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関連記事: クリニックの予約管理表のテンプレート(無料)
参考記事: ネット予約を使わずに、予約の院内管理だけシステム化できますか?
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