診療予約システムをお探しですか?
それでは、早速はじめましょう!
今回は、耳鼻咽喉科で予約システムを活用する際に注意すべきポイントをまとめました。あくまで一般論ですので、エリア性や患者層、先生の考え方によって柔軟に変更しても問題はありませんが、参考になる部分もあるのではないかと思います。
■ 高齢者への対応
耳鼻咽喉科は内科や整形外科などに比べれば、高齢者比率が極端に高いわけではありませんが、一定の配慮が必要な診療科です。もちろん高齢者でもネット予約をご利用いただけるケースは多くなってきましたが、できない患者さまもいらっしゃるのが現実です。よって、下記のような方法でネット予約と同様のメリットを提供し、不公平感を低減するとよいと思います。
1. 電話で順番待ちできるようにする
クリニックにお電話していただき、電話で順番待ちできるような仕組みにすることで、事実上ネット予約と同じメリットを患者さんに提供することができます。ネット予約との違いは、受付スタッフが電話応対するための時間が必要になることです。そこで、「診療予約2018」には着信ポップアップシステムという便利な機能があります。この機能については、こちらの動画を見ていただければその便利さがよく分かると思います。本当にスムーズに電話応対できるので、是非ご覧ください。
▲着信ポップアップ機能を使って順番待ち予約を受付けした動画(0:35/音声あり)
この運用に関する詳しい説明は、「着信ポップアップ機能を活用した電話で順番待ちサービス」というエントリーでご紹介しておりますのでぜひご覧ください。
2. 時間帯予約制で運用する
もう1つの方法は、受付順番制でなく時間帯予約制を採用するというものです。時間帯予約制にすることによって、患者さんの来院タイミングを分散させることができ、結果的に院内待ち時間を短縮することができます。これはネット予約が使える、使えないに関わらずすべての患者さんにメリットを感じていただける仕組みとなりますので、慢性的に混んでいる場合は、思い切って時間帯予約制への運用変更をおすすめします。この場合でも、上記の着信ポップアップシステムが大活躍するのは言うまでもありません。
なお、時間帯予約制の詳細については、「知っている医師は始めている、時間帯予約制で待ち時間を減らす方法」というエントリーで紹介していますのでぜひご確認ください。
■ 直前予約比率が高い
また、耳鼻咽喉科の特徴として、前日・当日の予約比率が高いことが上げれます。そのため、時間帯予約制をとる際は、できるだけネット予約の数を制限しないようにすることが肝要です。ネット予約の枠が少ないと、結局当日直接来院する患者さんが増えてしまうため、来院タイミングが思ったほど分散しないということが起こります。一定数の当日枠というのは、必要ではあるものの、あまり多く取りすぎてしまうと、来院タイミングの分散という本来の目的を達成できなくなってしまうのです。この点は、耳鼻咽喉科に限らず他の診療科でも言えることですが、直前予約の比率が高いとその影響が出やすいので、耳鼻咽喉科では特に注意が必要です。
それではまた、次回のエントリーで。
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キーワード: 耳鼻咽喉科、予約システム、待ち時間対策、待合室、花粉症、外来