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Web制作やSEOについて

診療予約システムと問診システムとの連携について

診療予約システムをお探しですか?
それでは、早速はじめましょう!

今回は、診療予約システムと問診システムとの連携についてまとめてみたいと思います。

診療予約システムとWeb問診システムは、患者様の受診行動における予約→問診→来院の流れの中で密接な関係があることから、特に連携の効果が期待できる分野となります。「診療予約2022」も主要なWeb問診システムとの連携を行っており、多くのクリニックで連携をご活用いただいております。予約システムと問診システムとの連携は、患者側・クリニック側の両方が対象となり、それぞれに下記のようなメリットがあります。

■ 患者側の連携について

1.予約からシームレスに問診に誘導
患者様が「診療予約2022」で予約を取得すると、予約完了画面に「問診を入力」というボタンが表示され、Web問診システムへ誘導します。

2.患者情報の重複入力がなくなる
また、患者様が「診療予約2022」で予約を取得する際に登録した患者情報(お名前、生年月日、カルテ番号など)が、問診入力時に自動的に引き継がれることで、Web問診システム側での入力作業が無くなり、二度手間を省くことができます。

3. 問診を入れるまでフォローが続く
さらに、予約完了時にWeb問診を入力しなかった場合も、患者様の予約システムの予約一覧に「問診を入力」ボタンが表示され続けるため、問診入力率の向上が期待できます。例えば、予約時には問診を入力しなかった場合も、予約日前に日時の確認で予約システムの予約を患者が確認した際に、「問診を入力」ボタンがあることで、入力される可能性が高まります。また、「問診を入力」ボタンは、Web問診の入力が完了すると、グレーアウトして問診登録済みであることをおしえてくれます。

■ 医療機関側の連携について

「診療予約2022」の予約管理画面にて問診入力済みの予約には、Qマークが表示されます。(Questionnaire)

1.来院時に問診票の記入が必要か一目でわかる
これにより、来院された患者様が院内で問診票記入の必要性があるか否かが、一目で確認できるようになります。受付スタッフが来院された患者さまの受付をする際にまず最初に確認するのは予約システムです。その際に、問診入力の有無が分かるので、「WEB問診はお済みですか?」というようなお声がけや、問診システムを確認して入力の有無を確認する必要がなくなります。

2.予約システムから問診システムを直接開ける
また、このQマークをクリックすることで、ご利用されているWeb問診システムの問診票画面が直接表示されます。

以上のように、診療予約システムとWEB問診システムが連携することで、患者・クリニック双方に様々なメリットがあります。「診療予約2022」は、下記のWEB問診システムと連携していますので、ご利用の場合はシステム連携をご検討いただければと思います。

また、まだWEB問診システムをご利用でない場合も、それぞれの問診システムの特長などをご案内させていただき、ご担当窓口をご紹介いたしますので、お気軽にご相談ください。

■ WEB問診との連携に関する動画

・ユビーAI問診   (Ubie株式会社)

・メルプWEB問診 (株式会社flixy)

・Symview [シムビュー]     (株式会社レイヤード)

それではまた、次回のエントリーで。
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関連記事: 診療予約システムのネット予約率を上げる方法

キーワード: WEB問診システム,メルプ,Melp,シムビュー,SymView,ユビー,Ubie

開業と新患と予約システム

診療予約システムをお探しですか?
それでは、早速はじめましょう!

今回は開業時の新患の獲得と診療予約システムについてです。

新規開業時をひかえた医師の皆さんが最も気になると同時に関心があるのが集患ではないでしょうか。開業当初は集患=新患の獲得ということになりますので、新規の患者さんにいかにクリニックを認知していただき、来院していただけるかが勝負になります。

オフラインでは内覧会の実施やその告知、看板などの設置が主な集患方法となります。また、オンラインではWEBサイトを制作し情報を公開する手法も取られます。当然ですが、このような様々な手法をとおして、近隣の患者さんへの認知度を高めることが何よりも重要です。

診療所開設届を提出し手続きが完了すれば、予約を受付けることも可能になります。診療予約システムを利用する場合はこの段階でWEB上に予約システムの告知を開始することになります。

予約システムを導入することは、それを知った患者さんにとって必ずプラスの評価になるでしょう。それは、患者さんに便利な仕組みを提供しようとしている姿勢自体が、先生やクリニックのイメージを向上させますし、実際に予約の利便性や待ち時間の短縮にもつながるからです。別のクリニックに通っていた患者さんで、待ち時間の問題などで悩んでいた場合は、クリニックの変更を検討するかもしれません。

また、予約システムがあれば、開院日前で受付スタッフがいない場合でも、予約受付してくれるので大変便利です。開院後も、受付スタッフが業務になれないうちはバタバタすることも多いので、予約システムが自動的に予約を受け付けてくれるのはとても効率的です。

ここで注意すべきなのは、選ぶ診療予約システムの種類によっては新患のネット予約ができないものがあるということです。「診療予約2013」はもちろん新患の予約を受け付けるかどうか選べるようになっていますが、一部の診療予約システムでは新患はネット予約ができない仕様になっているのです。よって開業時のようにすべて新患という状況では、ほとんど意味のないシステムということになってしまうのです。

新患でもネット予約ができるシステムを導入し、上記のような様々な施策を十分に実行すれば、開院前にかなりの予約が入ってくることもあります。もちろん、エリアや科目、時期などによって違いますが、新規開業時に予約システムからどんどん予約が入ってくることは今や珍しい話ではありません。

このように開業初期の新患獲得に成功された開業医の皆さんで、予約システムをご利用いただいた方には「本当に開業時から入れておいて良かった」「まさかこんなにネット予約が入ってくるとは思わなかった」といったお言葉をいただきます。

クリニックは医療機関という性質上、積極的にPRできるのは開業のときがピークです。この時期を逃すと次のPR機会自体を作りにくく、地道な努力を重ねて集患し、患者さんの定着を行っていかなくてはなりません。というわけで、もし予約システムを利用する可能性があるなら、この最も大事な新規開業時に導入されることを強くお勧めしています。

「診療予約2013」は、初期費0円ですので、万が一必要性がなくなった場合も、費用上のリスクは最小限で済みます。開業時の新患獲得のために、ぜひ導入をご検討ください。

それではまた、次回のエントリーで。
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関連記事: 開業と同時に診療予約システムを導入するべき理由
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関連記事: 予約システム導入時の立会いで感じたこと ~小児科クリニック~

キーワード: 医院開業,新規開業,クリニック,診療所,病院,新患,集患,増患,開業物件

診療予約システムのネット予約率を上げる方法

診療予約システムをお探しですか?
それでは、早速はじめましょう!

今回は患者さんのネット予約率を上げる方法についてまとめてみたいと思います。ネット予約率を上げるには、患者さんがクリニックを訪れる際のあらゆる導線上に予約システムの告知を用意するのがベストです。忘れがちな部分や、より効果を高める方法もお伝えしますので、是非ご確認ください。

 

1. 院内掲示ツール

予約システムが利用できることを知っていただくために、院内に掲示できるツールを作成します。壁に貼ったり、パウチして待合室に設置したりすると自然にPRできます。

「診療予約2013」をご利用いただく際には、当社が作成したツールのデータをご提供していますので、簡単に作成することができます。
サイト告知ツール:院内掲示用(順番待ち版)

 

2. 配布ツール

患者さんに手渡ししたり、受付に設置して取っていただくためのツールです。予約システムの稼働開始時に集中して配布すると非常に効果があります。

1の院内掲示ツールも同じですが、院内で待っている暇な時間に読んで予約サイトにアクセスしてもらえるため、できれば受付時に配布するのが望ましいです。

こちらも当社が作成したツールがありますので、是非ご活用ください。A4を4等分したサイズのものが配布しやすく、かつ経済的だと思います。

 

3. ダイレクトメール

さらに積極的なクリニックでは患者さんにDMを送ることもあります。他の手段とくらべ費用がかかりますが、これも良い方法だと思います。思ったより利用率が上がらない場合などは、ダイレクトメールの送付を検討してみてはいかがでしょうか。

 

4. WEBサイトに掲載

WEBサイトをお持ちのクリニックではWEBサイトへの掲載は必須です。患者さんはクリニックを探している時にWEBを閲覧するわけですので、そのまま予約ができたら患者さんにとっても大変便利です。

掲載方法は以下の3つが考えられます。

A. 診療予約システムについてのページを追加作成する
B. 予約システムへのリンクを貼る(テキストリンク、バナー)
C. 予約システムのQRコードを掲載する

クリニックWEBサイト

ページの追加が可能な場合はAの方法を取るとよいでしょう。最も目立ちますし補足説明なども掲載しやすくなります。

ページを追加した場合でも、Bのリンクを複数設置することで利用率が高まります。ここで注意したいのが掲載する場所についてです。上のサイト図の緑色の「予約システム」というのがバナーのイメージですが、これだけだと見逃してしまうことがあります。そこで患者さんが通院される前に必ず確認する場所にリンクを設置することによって、ネット予約率が高めることができます。その必ず見る情報というのは、「連絡先」「診療時間」「アクセス」の3箇所です。

上図では、ヘッダーにある電話番号の下に「ネット予約はこちらから」というリンクを貼ることで、電話とネットの両方が使えることを明確にしています。患者さんが受付時間外にサイトを見ていた場合、電話予約ができなくてあきらめるかもしれませんが、電話番号の下にネット予約のリンクがあれば予約してくれる可能性が高まります。

「診療時間」のところも同様で、時間を確認するということはこれから予約または来院しようとしているはずです。ここにも予約システムのリンクを設置しておくことで、自然な流れでネット予約を利用していただけます。「アクセス」も同様で、来院前に場所を確認している流れで予約システムに誘導すれば、患者さんも便利です。

最後にCのQRコードですが、これはWEBサイトをパソコンで見ている患者さんがモバイル端末で利用したい場合に便利です。「診療予約2013」には「まもなく予約日メール」や「もうすぐ診察お知らせメール」といった機能がありますので、これらを携帯やスマホで利用したい患者さんのほうが多いと思います。その際に、パソコン画面のQRコードを読み取ってもらえればスムーズに予約システムにたどりつくことができます。

5. 留守番電話のメッセージ

これも患者さんが予約する導線に案内を入れる方法です。詳しくは「診療予約システムを導入したら留守電メッセージはこうなる!」というエントリーにまとめましたのでそちらでご確認ください。

以上、診療予約システムのネット予約利用率を上げる方法についてまとめてみました。診療予約システムをご利用の際は、是非参考にしてみてください。

それではまた、次回のエントリーで。
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キーワード: 告知方法,成功事例,ノウハウ,テンプレート,書式,フォーマット,情報発信,利用促進

データに基づくクリニック名の付け方

診療予約システムをお探しですか?
それでは、早速はじめましょう!

今回は診療予約システムの話を離れて、クリニックの名前について書いてみたいと思います。

開業される際に必ず悩むのがどんなクリニック名にするかではないでしょうか?考えるのは楽しい反面、一旦決めてしまったらずっと一緒に歩んでいく名前なので、いろいろと悩みながら考える先生が多いだろうなと思います。

今回は、クリニック名を考える際の1つの方法論として、データに基づくクリニック名の付け方について書いてみたいと思います。その後で、データとは真逆になってしまいますが、私の個人的に好きなクリニック名についてもまとめてみたいと思います。

 

データに基づくクリニック名称の付け方

データに基づくクリニックの名前の付け方というのは、インターネットの検索データをリニック名を付ける際の参考にする方法のことです。インターネットで検索されるキーワードというのは、2つの意味で参考に値すると考えられます。

1つ目は、キーワードに使われる頻度が高いワードは、患者さんにとって馴染みのあるワードということです。馴染みがあるものと無いものでは、あるもののほうが良い印象を抱きやすいことは心理学でも証明されています。であれば、よい印象をいだく患者さんの数が多いキーワードを取り入れるのが理に適っているのではないでしょうか。例えば、「〇〇医院」「〇〇クリニック」「〇〇診療所」のどれが、患者さんがよく使うと思いますか?想像はできますが、検索データが数字でそれを示してくれます。この3つについては、この後実際のデータをご覧にいれます。

2つ目は、「Web時代におけるクリニック名の考え方」でも書いたようにクリニックのWebサイトのSEO上の効果が期待できるということです。より多くの方が検索するワードの入っているクリニック名称のほうが、そうでないものよりも検索に引っ掛かりやすくなりますし、上位表示もされやすくなります。せっかくつくったWebサイトを患者さんに見ていただくには、サーチエンジン対策が必要です。クリニック名称により検索されやすいワードを入れておくことによって、自然とサーチエンジン対策ができるという意味で、検索データは参考に値すると思います。

 

【データ1】 医院?クリニック?診療所?

開業医の多くが、「ご自身の名字+医院orクリニックor診療所」という名前を付けています。

(例) 児島医院、児島クリニック、児島診療所

では、これらの同じ意味を持つ言葉のうちどれが一番検索されているでしょうか?

今は断然「クリニック」です。これは想像できるかもしれませんが、1年前までは「医院」のほうが多かったわけですから、そちらのほうが逆にちょっと意外かもしれません。今現在ということを考えれば「クリニック」を選ぶのがよさそうです。

 

【データ2】 婦人科?レディースクリニック?

レディースクリニックという名称も増えてきたように思いますが、実際はどうでしょうか?

なんとすでにレディースクリニックのほうが検索数が多くなっています。イメージも良いので、自信をもってレディースクリニックに決められるということになります。

というように、検索データというのは意外に参考になるものです。もちろん、「これでいくぞ!」という強いこだわりがあればデータを見る必要はないと思いますが、迷った時の判断材料にはなり得るのではないでしょうか?

最後に、私が「いい名前だな」「うまいな」と思うクリニック名について一般化してまとめてみます。

 

1. 診療科目、専門分野を入れる

(例) 児島胃腸科クリニック ⇔ 児島クリニック
(例) 児島こどもアレルギークリニック ⇔ 児島こどもクリニック

自分がかかるべきかどうか一目瞭然なので安心です。また専門分野がわかると、合致する症状の場合はこのクリニックに行ってみようという気になります。

 

2. ひらがなを使う

(例) 読みにくいドクターの名前をひらがなにする、小児科でなくこどもクリニック、どうぶつ病院 

当然、柔らかくなるので印象もよく、こどもでも読めるので良いですね。1と組み合わせると、「こじま整形外科」のように文字のメリハリがつくのも個人的にはいいな思います。柔らかすぎず、堅すぎずの絶妙のバランスを感じます。

 

3. 院長の想いを伝える

(例) こども支援〇〇小児科、こども元気〇〇小児科

これは完全に好き嫌いの問題ですが、なんかいいですよね。このようなクリニック名を付けるお医者さんは、きっといい先生だと思ってしまいます。

 

4. 地理情報を入れる

(例) 赤坂駅前こどもクリニック、檜坂公園レディースクリニック

どのあたりにあるかすぐに想像できるので、よいと思います。駅前などは明らかに立地上のメリットがあるので、それを全面に出しているわけですが、実はサーチエンジン対策にもなります。患者さんは「駅名+クリニック」などの検索をすることがあるため、名前に「駅前」と入っていると検索で上位表示される可能性が高まります。

以上、後半は私の好き嫌いですので置いておいたとしても、データを活用したクリニック名称の考え方が、これから開業される皆様の参考になれば嬉しいです。

それではまた、次回のエントリーで。
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クリニックでソーシャルメディアを活用するなら

診療予約システムをお探しですか?
それでは、早速はじめましょう。

今回も、診療予約システムを離れて、Webマーケティングに関するエントリーを書いてみたいと思います。

前回、「クリニックのWeb制作後にやっておくべきこと」の最後にソーシャルメディアについて触れました。今回はクリニックがソーシャルメディアを活用するなら、何をするのがいいかについて私の考えを書いてみたいと思います。

病院・クリニックで利用できそうなソーシャルメディアと言って思いつくのは「Twitter」「Facebook」あたりでしょうか。「mixi」「Google+」などもありますが、利用者数やその性質からあまりクリニックには適していないように思います。これらはソーシャルメディアの中でも、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と呼ばれるもので、オンライン上の人々と素早く簡単に情報を共有できる仕組みになります。もう1つ病院・クリニックで活用できそうなソーシャルメディアとして「ブログ」が挙げられます。SNSのような拡散力はありませんが、これも情報を手軽に共有するためのツールとして広く活用されています。

私は、仕事でもプライベートでも「Facebook」「Twitter」「ブログ」を利用しています。専門家ではありませんが、半分は仕事のために使っているため、少しですがビジネスユースの知識も持っています。では、病院・クリニックが利用するとしたら何がよいのでしょうか?私は1つだけトライするなら「Facebook」だと考えています。

■ Facebookページとは
Facebookには、個人が使うものとは別に、企業などの事業主体が別途利用できる「Facebookページ」というものが用意されています。クリニックが運営するFacebookページをつくることで、クリニックの名前で情報を発信することができるようになるのです。このFacebookページの「いいね!」ボタンを患者さんが押すと、以後Facebookページの投稿が患者さんのタイムラインに表示されるようになります。Twitterのフォローと同じことになるので、便宜上Facebookページを「フォローする」、患者さんを「フォロワー」という言葉で説明します。

以下に、TwitterやブログよりFacebookをお勧めする理由をあげてみます。

■ FacebookページがTwitterよりクリニックに適している理由
1. タイムラインがゆっくり流れる
Twitterは、不特定多数のたくさんのユーザーをフォローしていることが多く、それらのユーザー毎の投稿数も比較的多いです。そのため、投稿が表示されるタイムラインの速度が速く、次々に新しい情報が飛び込んできてしまいます。一方、Facebookは特定の友人・知人しかフォローしないうえに、個人の投稿数もTwitterほど多くありません。そのためFacebookのタイムラインはTwitterよりもゆっくり流れますので、投稿された内容を見る可能性が高いはずです。Twiitterでタイムラインに埋もれないようにするには「すでに有名」か「投稿が相当価値がある」か「かなりのおしゃべりである」必要があります。

2. 表現力が高い
Twitterは140文字という、表現上の制限があります。この制限があるからこそ、Twitterは新しいメディアになり得たと思いますが、投稿し情報を届けるほうの立場からすると表現力の高いメディアのほうがいいです。Facebookページを使うなら、この表現力を使わない手はありません。特に写真を使うのは、基本的なテクニックの1つになります。

3. いいね!とリツイートの心理的障壁の違い
Facebookには「いいね!」と「シェア」という2つの情報拡散ツールが用意されています。一方、Twitterにはリツイート(RT)という情報拡散ツールしか用意されていません。「シェア」と「リツイート」がほぼ同じ働きをするもので、自分が気に入った情報を自分のフォロワーに共有する機能になります。そのため「これは他の人にとって有益だ」とユーザーが感じない限りは使われない機能ということになります。一方で、Facebookの「いいね!」は強制的な情報共有を前提としないため、それより気軽に利用できるものですが、リアルタイムフィードに表示されたり、タイムラインに『〇〇さんが~について「いいね!」と言っています。」と表示されるため、拡散能力をもった機能となっています。

 

■ Facebookページがブログより適している理由
1. プッシュ型なので情報を届けやすい(メルマガに近い)
Facebookページのフォロワーには、投稿が必ず表示されます。一方、ブログを更新しても、そのことを患者さんにプッシュ型でお知らせすることはできません(患者さんがRSSリーダーなどを利用すればできますが、リテラシーが必要なうえ手間もかかります)。Facebookの投稿は、フォロワーに必ず見てもらえるわけではないですが、ブログを書いてただ待っているよりよほど効果があります。

2. 更新のプレシャーが少ない
ブログはストック型のコンテンツのため、前回の更新が1ヶ月前などということが表示されてしまいます。間隔が空いてしまうと書き手には「義務感」や「罪悪感」が出てきてしまいますし、読み手には「全然更新してないな」というふうに思われてしまいます。一方Facebookはフロー型のコンテンツなので、更新の間隔があいても書き手も読み手も特別な感情を抱きません。分量も少なくてよいので、季節のあいさつや毎月の休診日の案内、情報提供などを気楽にやればいいのです。ソーシャルの活用は、継続できるかどうかが大きなハードルになりますので、無理せずできるもののほうがおすすめできます。

3. 拡散されやすい
Facebookのタイムラインで「いいね!」ボタンを押すのと、ブログに設置してある「いいね!」ボタンを押すのは拡散効果は同じです。では、どちらが押してくれる可能性が高いでしょうか?これは私の少ない経験談になってしまいますが、圧倒的にFacebookのタイムライン上での「いいね!」ボタンです。不特定多数が見るブログと、知人・友人に届くFacebookでは比較するのがおかしいかもしれませんが、Facebookのほうが多いです。もちろん非常に価値の高い情報をブログに掲載すれば、見ず知らずの人から「いいね!」を獲得できるかもしれませんが、そういったコンテンツ作成に時間を割けなければ絵に描いた餅です。

以上、もしクリニックが、1つだけソーシャルマーケティングに取り組むなら何がいいかという観点から、Facebookページをお勧めしてみました。「ブログのほうが書きやすい」など好みの問題もあるので一概には言えませんが、現時点では最もクリニックのソーシャル施策に適したツールだと思います。

それではまた、次回のエントリーで。
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