毎日予約がいっぱいだからネット予約は必要ない?

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それでは、早速はじめましょう!

今回は予約システムのご提案時にたまに出てくる「毎日予約がいっぱいだからネット予約は必要ない」という件について考えてみたいと思います。

私もはじめてこの言葉を聞いたとき、毎日いっぱいだったらネット予約を取る枠がないので、確かに意味がないなと思いました。私が聞いた先生は、2ヶ月先までほとんどいっぱいとのことでしたので、これでは予約システムを入れても、結局予約が取れないシステムになってしままうと思ったのです。

しかし、よく考えてみると私の考えは間違っていることに気づきました。

というのは、確かに本日時点での予約枠は2ヶ月先まで満杯かもしれません。しかし、逆に考えるとその枠は2ヶ月前にはすべて空いていたということになります。そして、2ヶ月の間かけてその枠に電話予約や次回予約が取られて、現在いっぱいになったはずなのです。

ということは、ネット予約を開放すれば、電話予約で受付ていたものがネット予約にかわるかもしれないということになります。そして、そうすれば予約受付業務の軽減や24時間ネット予約といったネット予約導入のメリットを得られるのです。

以上のように、現時点での予約表ではなく、時間の流れの中で予約表を見たときに、「毎日予約が常にいっぱい」ということはあり得ないのです。考えれば当たり前ですが、毎日いっぱいの予約表を見て、同じように考えている先生も案外多いのではないかと思います。

むしろ、予約がいっぱいのクリニックほど予約受付業務は多いのですから、それをネットに振り分けることがスタッフの負担や患者さんの利便性にとってよりプラスになりやすいとも言えます。もし、予約でいっぱいだからネット予約は意味がないとお考えの先生がいらっしゃいましたら、上記のように考えていただき、ネット予約の導入をぜひご検討ください。

それではまた、次回のエントリーで。
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