「待ち時間」と「院内待ち時間」の分離

診療予約システムをお探しですか?
それでは、早速はじめましょう!

今回は、診療予約システムがどのように「待ち時間」という課題を解決するかについて書いてみたいと思います。

医療機関に対する不満について患者さんにアンケートを取ると、たいてい1番になるのが「待ち時間」です。ネット上にもたくさんのアンケートが公開されており、そのほとんどで圧倒的に1番の不満という結果が出ています。

患者さんがはじめて病院を選ぶ際には、その待ち時間はわからないことが多いため、まずは立地や評判などで選ぶことが多いようです。一方で、初診時に待ち時間に不満を感じてしまうと、次は別の病院・クリニックを選んでしまう可能性もあります。特に、仕事をしている方、子育てに忙しい世代などはシビアに判断するのではないでしょうか。このように、待ち時間は事前にそれを知り得ないので病院を「選ぶ」基準にはならないのですが、病院を「変える」基準になり得るという意味では大変重要な要素です。

診療予約システムはこの課題の解決に「待ち時間」と「院内待ち時間」の分離というアプローチをします。従来の病院・クリニックにおける「待ち時間」というのは受付開始から診察開始までの時間、つまり「院内待ち時間」と同義でした。一方で、診療予約システムは「待ち時間」と「院内待ち時間」を別々のものと捉え、「院内待ち時間」を短縮することによって、医療機関と患者双方の悩みであった「待ち時間」の問題を解決します。

これまで順番待ちのクリニックでは来院しないと順番を取れなかったのですが、診療予約システムを利用すると自宅からでもオンラインで順番を取れるようになります。そのため、ネットから順番待ちする際に診察開始予定が60分後だとしても、わざわざ院内で待つ必要がなくなるのです。患者さんは10分ぐらい前に院内にいればよいので、それまで自宅で待機したり、外で時間をつぶしたりしてから来院できます。この仕組みによって、順番待ちしてからの「待ち時間」は50分で、「院内待ち時間」は10分ということが可能になるのです。これが、診療予約システムによる「待ち時間」と「院内待ち時間」の分離です。

待ち時間と院内待ち時間の分離の概念図

従来の待ち時間対策というのは、イコール院内待ち時間対策のことでした。つまり、患者さんが来院した瞬間に待ち時間が発生するのですから、それを短くするにはその前の患者さん達の診察時間を短くするしかありません。よって、これまでの待ち時間対策の多くは、いかに効率よく診察するか、業務の無駄を無くすかという観点から改善が検討されてきました。

しかし、これがあまりに行きすぎると、「確かに待ち時間は改善されてきたけど、最近診察に時間をかけてくれなくなった。」となってしまい、肝心の診察の満足度にマイナス評価が出てしまいます。患者さんに喜んでもらうために待ち時間の短縮を目指したのに、そのせいで別の不満を抱かせることになっては本末転倒です。ところがこの問題は、「待ち時間=院内待ち時間」である以上避けては通れないものでした。しかし、診療予約システムを導入して「待ち時間」と「院内待ち時間」が分離されると、医療の部分では何も変えることなく自然なかたちで「院内待ち時間」を短縮することができるのです。

クリニックからしてみれば、患者さんが多いことは経営上は喜ばしいことなので、全体の「待ち時間」が長くなるのは致し方ないことです。そんなクリニックでも、診療予約システムを導入することで「待ち時間」と「院内待ち時間」を分離し「院内待ち時間」を短くすることができれば、「実際は混んでるけど、院内待ち時間は短い」という理想的な状態をつくることができるのです。

是非、「診療予約2013」をご利用いただき、患者さんの「院内待ち時間」を短縮してあげてください。

それではまた、次回のエントリーで。
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