診療予約システムをお探しですか?
それでは、早速はじめましょう!
今回は、整形外科クリニックで診療予約システムを運用する際のポイントについてまとめてみたいと思います。
整形外科クリニックが他の診療科と違う点は、リハビリという医師が介在しない診療メニューがあることです。また、比較的高齢患者の多い診療科であることもひとつの特徴です。
ここ最近は整形外科でも診療予約システムを利用されるケースが増えてきているのですが、上記の点がネックになって導入に踏み切れないクリニックも多いように思います。ですが、下記のポイントを抑えておけば、導入もスムーズにいきますので是非ご確認いただければと思います。
■ 高齢患者への対応
整形外科は、高齢者比率の高い診療科の部類に入ります。昨今は、高齢者といってもネット予約を苦にしない方もたくさんいますが、とはいっても当然、若年層より利用率は高くありません。患者さんがネット予約を利用できない場合でも、院内待ち時間を短くしたいと思ったら、次の2つの方法が考えられます。
1. 電話で順番待ちできるようにする
クリニックにお電話していただき、その場で順番待ちできるような仕組みにすることで、事実上ネット予約と同じメリットを患者さんに提供することができます。ネット予約との違いは、スタッフが電話応対するための時間がかかるということになります。そこで、「診療予約2015」には着信ポップアップシステムという便利な機能があります。この機能については、こちらの動画を見ていただければその便利さがよく分かると思います。本当にスムーズに応対できるので、是非ご覧ください。
▲ 着信ポップアップ機能を使って順番待ち予約を受付けした動画 (0:35/音声あり)
この運用に関する詳しい説明は、「着信ポップアップ機能を活用した電話で順番待ちサービス」というエントリーでご紹介しておりますのでぜひご覧ください。
2. 時間帯予約制で運用する
もう1つの方法は、受付順番制でなく時間帯予約制を採用するというものです。時間帯予約制にすることによって、患者さんの来院タイミングを分散させることができ、結果的に院内待ち時間を短縮することができます。これはネット予約が使える、使えないに関わらずすべての患者さんにメリットを感じていただける仕組みとなりますので、慢性的に混んでいる場合は、思い切って時間帯予約制への運用変更をおすすめします。この場合でも、上記の着信ポップアップシステムが大活躍するのは言うまでもありません。
なお、時間帯予約制の詳細については、「知っている医師は始めている、時間帯予約制で待ち時間を減らす方法」というエントリーで紹介していますのでぜひご確認ください。
■ リハビリは順番待ちのままにする
整形外科にはリハビリがあるため、診察とリハビリの兼ね合い、特に同時受診の患者さんをどうするのかで悩まれることがあります。とくに診察を時間帯予約制にした場合に、リハビリも時間帯予約制にするのか、それとも今までどおり受付順番制でいいのかの判断が必要になります。
これに関しては、診察を予約制にした場合も、リハビリは順番待ちのままにして、ネット予約も導入しないで運用する方法がもっともバランスが良いと思います。バランスが良いというのは、患者さんの利便性とスタッフの方の運用負荷のバランス、さらに経営上の経済面のバランスのことを指しています。患者さんの利便性をとるなら、すべて時間帯予約制するほうが好ましいかもしれません。一方でスタッフの方の負荷はすべて予約制にして予約受付業務が増えるよりは、一部順番待ち制のほうが良いということになります。また、リハビリを時間帯予約制にすると、来院タイミングが分散しすぎて、リハビリ担当の業務効率が下がってしまう可能性もあります。並行作業が可能なリハビリは、来院タイミングが整然と分散するよりも、順番待ちのように少し多めに待っていただいているほうが効率が上がるということになります。
以上の理由から、もっともバランスがよいのは診察は時間帯予約制、リハビリは順番待ち制でネットも導入しない仕組みだと考えています。ただ、これに関してはどの組み合わせを選ぶかという決めの問題ですので、先生の考え方次第で、どのパターンを選んでも問題ありません。
それではまた、次回のエントリーで。
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