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順番待ち制で利用する診療予約システム

新患のネット予約を取るといたずらが増えるって本当?

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診療予約システムのご提案をしていると、「新患のネット予約ができるということは、誰でも予約できるってことですよね。いたずらの予約が入ったりしませんか?」と聞かれることがあります。今回はこの話についてご説明したいと思います。

診療予約システムには2種類あり、新患のネット予約が可能なものと、再診しかネット予約できないものがあります。「診療予約2013」は前者にあたる予約システムであり、新患のネット予約を受付けるかどうか設定で選ぶことができます。

再診しかネット予約できないシステムの会社の方が、上記の先生のように「新患のネット予約はいたずらされるから危険です。」と説明されることがあるようですが、これは半分正解で半分間違っています。それは何故でしょうか?

実は「診療予約2013」は新患のネット予約ができても、いたずらすることは困難な仕組みになっています。だからこそ、新患ネット予約の可否を選べるようになっているのです。一方で、再診しかネット予約できないシステムの場合は、そもそも容易にいたずらできる仕組みなので、残念ながら再診の方に限定せざるを得ないということなのです。

その仕組みの違いとは、患者さんの使う予約システムが「マイページ型」かどうかということです。

「診療予約2013」はマイページ型の診療予約システムのため、利用する際に簡単な登録をしてもらいます。その際に、必ずメールアドレスを取得しますのでいたずらを抑止することができるのです。つまり実際に存在するメールアドレスでないと利用登録できないため、安易にいたずらができない仕組みだということです。

一方でマイページ型でない診療予約システムには、こうしたいたずらを防ぐ仕組みがなく、新患の予約を許してしまうと問題が起こる可能性が格段に上がります。要するに診察券番号のない患者さんが予約できるということなので、誰でも適当に予約を入れることができてしまいます。そして、この問題を防ぐためにネット予約は再診に限定せざるを得ないのであって、新患のネット予約そのものが悪いわけではないのです。

診療予約システムを利用することのメリットの1つは、受付時間外に予約が取れたり(予約制)、自宅に居ながらにしてネットで順番待ち(受付順番制)できることです。当然、新患にもこのメリットを提供したほうが、クリニックとしての機会損失が少なくなるため、予約システムの導入価値は高まります。また、患者さんから見てもクリニックの利便性が高くなります。これらの理由から、せっかく診療予約システムを導入するのであれば、新患のネット予約は是非やるべきだと思います。

ちなみに「診療予約2013」を利用しているクリニックの80%が、新患のネット予約を利用しています。この数字が表しているように、できるなら使いたいというクリニックが多数派を占めているのです。

以上見てきたように、便利なネット予約を再診だけに限定しなくてはならないのは大変もったいないことだと思います。是非、患者さんにもクリニックにもメリットのある「新患のネット予約」ができる予約システムを選んでいただきたいと思います。

それではまた、次回のエントリーで。
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キーワード: 新患,ネット予約,不正,悪戯,悪意,いじわる,嫌がらせ,架空,予約システム,新規

ネットでは予約してほしくない診療メニューはどうする?

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今回は診療予約システムでネット予約を開始する際によくある質問について書いてみたいと思います。

その質問とは「患者さんがネットでは予約できないけど、電話で予約することはできる診療メニューがあるのですが、どうすればいいですか?」というものです。

あっさり考えると、ネット予約できないのだから、ネットに表示しなければいいではないかと思うかもしれません。しかしそれでは、その診療メニューを受診できることまでわからなくなってしまいます。

例えば、たくさんある予防接種や注射のメニューの中で、シナジスだけはネット予約ではなく、お電話で予約してもらいたいとします。確かにシナジスを表示させなければネット予約は入りませんが、このクリニックでシナジス注射をしてもらえること自体も同様にわからなくなります。

このようなケースにおいては、メニューは表示されているけど電話で予約してくださいという旨を明示することが、本当の解決策となります。

そこで「診療予約2013」には、診療メニューに「ネットに表示するが、電話マークが付いていてネット予約はできない」という設定をすることができます。この設定によって、上記のようなニーズを満たすことができるようになっています。

この電話予約に誘導する仕組みは、その診療メニューの在庫管理などの問題や受診すべき時期や組み合わせなどを考慮すべき場合などに有効です。単純に非表示にするのではなく、患者さんがはっきりわかるかたちで表示しておき、電話予約に誘導することで、患者さんもクリニックも便利に予約システムを使うことができるのです。

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直接来院とネット順番待ちとの待ち時間の違い

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受付順番制のクリニックで診療予約システムを利用した場合、待ち時間にどのぐらい違いが出てくるかをまとめたいと思います。

まずネット順番待ちの患者さんの平均院内待ち時間ですが、多くの場合に約15分になります。ネット順番待ちを利用すると、自分の診察開始予定時刻が近づくまで自宅や外で時間を調整することができます。よって、普通に来院される方よりも待ち時間は短くなります。

また、待ち時間の分布でいうと1~30分の間になり、10分以下の患者さんは約25%程度になります。いくら長くても30分を超えることはほとんどなく、待ち時間の振れ幅が比較的狭くなるということが挙げられます。

さらに、ネット順番待ちというのは、当日の患者さんの数や来院タイミングの偏りに左右されにくいという特徴もあります。つまり、ネット順番待ちをする患者さんは、各自の診察開始予定時刻に合わせて来院されるので、院内待ち時間は混雑具合の影響を受けないということです。

一方、直接来院された患者さんの待ち時間は、その日の患者さんの絶対数や来院タイミングの偏り具合によって大きく変わってしまいます。そのため、平均をとることにあまり意味がありませんが、大体の場合30分以上にはなってしまいます。分布としては、1~60分と幅が広がり、長いときには90分ということもあり得ます。このように院内待ち時間の個人差が大きくなってしまうことがあるのが、直接来院の待ち時間の特徴です。

以上をまとめると、

1. ネット順番待ちは患者さんが自分で待ち時間をコントロールできるが、直接来院の患者さんは待ち時間をコントロールすることができない。

2. 結果として、ネット順番待ちでは待ち時間の大幅なブレが少なくなる。
(1~90分が1~30分に)

3. また、ネット順番待ちでは平均院内待ち時間は大幅に短縮される。
(30分以上が15分程度に)
 
見てきたように、ネット順番待ちというは患者さんにとって大変メリットのある仕組みです。順番待ち制のクリニックで、待ち時間の長さや、日毎・患者ごとの待ち時間の振れ幅の大きさにお悩みの場合は、是非診療予約システムの導入をご検討ください。きっと患者さんに喜んでいただけると思います。

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キーワード: 開院待ち,行列,オープン前,受付開始時刻,受付け開始前,待ち時間の差,違い

目指すのは適度に混んでる待合室

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突然ですが、ちょっとイメージしていただきたいことがあります。それは、全く誰も待っていない待合室です。患者さんがここに入れば、すぐ診察してもらえるでしょう。でも、もしあなたが患者だとしたら、ちょっと不安だなと思わないでしょうか?

一方で、患者さんで溢れかえっていて椅子が全部埋まっている待合室があったとします。ここに入れば立って待つのか、また、後で座れたとしてもいつ診察してもらえるのか。もしあなたが患者だとしたら、ちょっと不安だなと思わないでしょうか。

そう考えてみると、患者さんにとって理想的なのは「適度に混んでる待合室」ということになります。もしかしたら、病院・クリニックの目線からしても理想なのは、「適度に混んでる待合室」かもしれません。しかしそうだとしても、都合よく「適度に混ませる」ことなんてできないだろう、というのが常識的な考え方ではないでしょうか。

しかし、こう考えると、もしかしたら可能だと思われるかもしれません。

待合室の10個の椅子に、会計待ちが2名、診察待ちが3名座っています。実は、オンラインで5名が待っていますが、その人たちはそれぞれ、診察予定時刻の10分前まで近所や自宅で時間を調整しています。1名診察が終わるごとに、メールが届き「あ、そろそろ自分の順番だ」と次の患者さんがクリニックに入ってきます。これは受付順番制のクリニックで診療予約システムを利用した場合に実現できることです。まさに「適度に混んでいる」、しかも「一定に混んでいる。」状態です。

ここに新しい患者さんが入ってきた場合、実は8人待ちなので、ネットで予約をしている人達が後から入ってきて、順番を抜かされたように感じてしまいます。この点は、受付時に全部で8人待っている旨伝え、約30分ぐらいかかるなどと説明する必要があります。患者さんの症状にもよりますが、それであれば「外で待とう」となるか「座って待とう」となるか、「30分待つなら別を探す」となるかはわかりません。ただ、「入る前に諦める」ということは無くなるでしょう。

この状態を常に維持することは当然できませんが、診療予約システムを利用することによって「適度に混んでる待合室」を目指すことは、それほど突飛な考えだとは思いません。適度に混んでいる待合室のいいところは以下の7つにまとめられます。

<適度に混んでいる待合室の7つのメリット>
1. 飛び込み患者があきらめないで入ってきてくれる
2. 待合室の混雑が緩和され、待っている人のストレスが緩和される
3. 院内待ち時間が減る(自宅や、近所で直前まで時間を調整できる)
4. 院内感染リスクが下がる(待合室の滞在時間が減るため)
5. 駐車場などがいっぱいになる可能性が減る
6. 待ち時間に対するクレームが減る(院内待ち時間が減るため)
7. 受付スタッフの負担が減る(来院処理業務の平準化、時間確認やクレームの減少)

このように、院長にとっても、スタッフにとっても、患者にとっても嬉しいことしかありません。あとは実現できるかどうかだけです。

なにも完璧な「適度に混んでる状態」をつくる必要はありませんし、実際、それは難しいでしょう。しかし少しでも理想に近い状態を目指すことが院長先生、スタッフ、患者さんのメリットになるとしたら…。あなたも診療予約システムを導入して「適度に混んでる待合室」を目指してみませんか?

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キーワード: 待合室、待ち時間、混雑、短縮、順番待ち、システム、診療予約システム,椅子,イス,並び方

悔しいけれど予約システムだけでは解決できない問題

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今回は、診療予約システムを導入する際に注意すべき点について書いてみたいと思います。

診療予約システムを検討する理由の多くは「待ち時間の問題を解決したい」というものです。確かに診療予約システムには、この問題を解決できる機能があります。しかし、単に診療予約システムを導入するだけでは、待ち時間の問題を全く解決できないことがあります。それはなぜでしょうか?

一言でいうと、それは元々の受付の運用方法に無理があるからです。

典型的な例としては、いわゆる「予約優先制」の運用が挙げられます。この予約優先制で運用していると必ず起こる問題があるのですが、実はその問題はシステムを導入するだけでは解決できません。何故なら、問題の原因はシステムの有無でなく、予約優先制の運用方法そのものに内在しているからです。

逆に言うと診療予約システムを導入しなくても、運用を変えることによって根本的な問題を解決できます。本当は診療予約システムを導入していただきたいのですが、実際は紙の予約表を使っていても同じように問題の解決はできてしまいます。本当に「待ち時間の問題を解決したい」と思っているのであれば、システムの導入だけでなく、そもそもの運用にも目を向ける必要があるということです。

一方で、このケースにおいても診療予約システムを導入するメリットはあります。それは、新しい運用に変える際に大きなサポートツールになるということです。例えば、ネット予約を導入することで、受付スタッフの負荷を増やさずに予約の比率を上げることができます。あるいは、新しい運用に必要となる順番の並び替え(予約表上の順番と受付順番)をシステムが自動で行ってくれることも、運用変更のアシストになります。もちろん紙の予約管理表でも運用変更は行えますが、システム化したほうが圧倒的に効率がよくスムーズに運用変更ができるというわけです。

以上見てきたように、本当に解決すべきは「患者さんの長い待ち時間」であって、それを生む原因が運用方法そのものにある限り、単にシステムを導入しても解決しません。また、無理のある運用に合わせてシステムをカスタマイズしても、無理な運用がスムーズになるだけで、根本的な解決になりません。当然ですが、運用方法に潜む問題発生の本当の理由をつきとめ、それを取り除くことが必要なのです。

開業医の皆さまで「今までうまくいっていた方法が、何故かうまくいかなくなってきた。」「患者さんの待ち時間を何とかしたいが、システムを入れるだけで本当に解決するのか?」といった問題を抱えている場合は、是非当社までご相談ください。(お問合せフォームはこちら)

それではまた、次回のエントリーで。
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