患者さんと診療予約システム」カテゴリーアーカイブ

患者さんからみたときの診療予約システム。

かかりつけ医のための診療予約システム

診療予約システムをお探しですか?
それでは、早速はじめましょう!

今回は、「診療予約2013」の開発コンセプトの1つである「かかりつけ医のための診療予約システム」について書いてみたいと思います。

「診療予約2013」の開発にあたっては、以下のような開発コンセプトを掲げました。これらのコンセプトは開発に入る前に設定され、設計の基礎となりました。また、機能の実装時に迷った際には、これらのコンセプトを実現できるか否かで常に判断をしてきました。そのため、「診療予約2013」はシステムのつくりとコンセプトに一貫性があり、機能それぞれに意味のあるソフトウェアに仕上がったと思います。

「シンプルで使いやすい診療予約システム」
→ 現場で本当に使えるシンプルで簡単なシステム。

「初期費0円の診療予約システム」
→ 業界初となる初期費用0円で使える診療予約システム。

「今すぐ利用開始できる診療予約システム」
→ 業界初となるオンラインでライセンス発行して今すぐ使える診療予約システム。

「患者さんが喜ぶ診療予約システム」
→ 患者さんの利便性を追求し、喜んで使っていただける診療予約システム

今回は「かかりつけ医のための診療予約システム」というコンセプトについて説明したいと思います。

実は、診療予約システムをご利用される医療機関のほとんどは診療所です。こうした診療所の多くは地域に密着し、近隣の患者さんのかかりつけ医としての役割を担われています。「診療予約2013」は、そのようなかかりつけ医の方々に喜んでいただけるシステムでありたいと考え、上記のようなコンセプトを掲げることになりました。そして、かかりつけ医のための診療予約システムはどうあるべきかということを事前に考えて開発したのが「診療予約2013」なのです。

では、「かかりつけ医のための診療予約システム」というコンセプトは、どのようにシステム自体に反映されているのでしょうか?

それをご説明するにはまず、患者さんと地域のかかりつけ医となるクリニックの関係性に注目しなくてはなりません。

患者さんにとってかかりつけ医というのは、継続的に通う対象です。同じ病気でということもありますし、違った病気でということもあるでしょう。期間でいうと、引っ越しなどをしなければ数年以上の長期に渡って通うというのが一般的だと思います。それでは、これらの患者さんが利用する診療予約システムのあるべき姿とはどんなものでしょうか。

私たちが考えたのは、かかりつけ医のための診療予約システムは「マイページ型」であるべきだということです。

「マイページ型」とは、患者さんが最初に利用登録して予約システムを使う仕組みのことです。利用登録の際に診察券番号や氏名などを登録すれば、以後はそれを呼び出して予約することができるようになります。また、マイページには受診者を複数登録しておくこともできるので、家族の予約を取る際にも大変便利な仕組みです。これは特に小児科などでお子さんの予約を取る場合に、大変喜ばれます。

逆に「マイページ型」でない予約システムは「毎回入力型」とでもいうべきもので、患者さんは予約する度に、診察券番号や氏名、生年月日などを入力することになります。診察券番号を覚えている患者さんは稀なので、毎回診察券を取り出して予約を取らなければなりません。また家族の予約を取る際にも、それぞれ調べて予約を取る必要があります。もっと言うと、診察券が手元にないとネットで予約が取れないということになってしまいます。

そしてこれらのシステムのつくりを比較した結果、私たちは「マイページ型」こそが、かかりつけ医のための予約システムにふさわしく、患者さんにより便利に使っていただける仕組みだと考えたのです。

しかし一方で、「毎回入力型」であれば最初に利用登録が必要なく、面倒でなくて良いのでないかという考え方もあると思います。それでもなお、「かかりつけ医のための診療予約システム」というコンセプトの実現のためには、「マイページ型」である必要があると私たちは考えました。それは、あえて利用登録のハードルを設けても、長期にわたって来院する患者さんには「マイページ型」のほうが圧倒的に利便性が高いからです。

以上、「かかりつけ医のための診療予約システム」というコンセプトとそれを実現する「マイページ型」の仕組みについて書いてみました。地域のかかりつけ医を目指されている先生には、是非「マイページ型」の診療予約システムを選んでいただきたいと思います。

それではまた、次回のエントリーで。
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キーワード: 内科,小児科,婦人科,ホームドクター,総合医,予約システム

受付スタッフにも待ち時間の見える化が必要

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先日、突然38.2度の熱が出て、朦朧としながらあるクリニックに診ていただきました。今回はその時の話を書いてみたいと思います。

私が受付した際に、待合室にある10の椅子のうち8つが埋まっていました。とりあえず座れたものの、8人待っているから少なくとも30分以上は待つだろうと計算しました。しかしよく考えてみると、会計待ちの患者さんもいるので、待ち時間はそれより短いはずです。実際、私の待ち時間は20分程度でした。

そんな中、別の患者さんが来院した際に、受付スタッフの方がおっしゃった言葉がとても引っ掛かりました。それは、その患者さんから「どのぐらい待ちますか?」と聞かれた際に返答された言葉です。

そのスタッフの方は、待合室のほうを見ながら「これだけ待たれているので、その分お待ちいただくことになりますね。」とおっしゃいました。残念ながら、これではほとんど質問の答えになっていないうえに、誤った返答だとも言えます。

まず、患者さんが「どのぐらい待ちますか?」と聞いた時に期待している返答は、約〇分という具体的な待ち時間です。患者さんも医療機関なので時間が前後するのは織り込み済みなはずです。その上で目安だけでも知りたいというのが患者さんの意図であり、希望だと思います。

しかし、さきほどの回答は、その要望に対して全く何も答えていません。もちろん、受付スタッフの方には正確な待ち時間が判断できないというのは理解できます。しかし、少なくとも経験上、何分ぐらい待つかというのはわかっていてほしいと思います。これは、患者目線だけでなく院長先生も同じように思うのではないでしょうか。

さらに、この答えが良くないところは「これだけ待っているから」といって、待合室にいる全員が診察を待っているかのように誤解させてしまう点です。実際に、このクリニックは会計待ち時間がとても長く、私も15分ぐらい待たされました。よって、待合室にいた患者さんのうち半分は会計待ちの状態でしたので、明らかに間違った表現になってしまっていたと思います。

患者さんは待ち時間が長いことがわかると「今日じゃなくてもいいか」「別のクリニックを探すか」という判断をしてしまうかもしれません。この一言で、患者さんに心変わりが生まれるとしたら、クリニック経営の視点から見ても問題だと言わざるを得ません。しかもこのようなやり取りは診察室からは全く見えないので、先生には機会損失があったかどうかもわからないのです。

繰り返しになりますが、受付スタッフの皆さんが待ち時間を告げるのは難しい面があることは承知しています。患者さんに案内した時間に診察が始まらないとクレームになるのではないか、逆に待ち時間を長めにお伝えすると別のクリニックに行かれてしまうのではないかという葛藤があるのはわかります。また、これらのジレンマの中で直接患者さんに接することは、ストレスの掛かる仕事であることを何度も目の前で見てきました。それでもなお、目安時間を患者さん伝えることは、受付スタッフの皆さんが担うべき大切な役割だと思うのです。

皆さまもご存知のとおり、診療予約システムには「待ち時間の見える化」を助ける機能があります。この機能のうち、患者さんが自身の待ち時間を確認できる機能がクローズアップされることが多いですが、実は受付スタッフも一目で待ち時間を確認することができるのです。患者さんから待ち時間を聞かれた際に、曖昧な回答や誤解されそうな返答をするのではなく、システムで計算された待ち時間の目安を伝えらえれば大変便利です。また、「あくまでシステムの計算上は、待ち時間〇分程度です。」と答えることで、あくまで参考にすぎないことも患者さんに伝わります。今回の体験から、予約システムによる「待ち時間の見える化」は患者さんだけでなく、受付スタッフの皆さまにも必要なのではないかと改めて考えさせられました。

それではまた、次回のエントリーで。
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キーワード: スタッフ負担,ストレス,クレーム,防止,抑制,接遇,研修,ホスピタリティ,役目,責任,不満,待ち時間,伝え方,よい方法,

診療予約システムのネット予約率を上げる方法

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今回は患者さんのネット予約率を上げる方法についてまとめてみたいと思います。ネット予約率を上げるには、患者さんがクリニックを訪れる際のあらゆる導線上に予約システムの告知を用意するのがベストです。忘れがちな部分や、より効果を高める方法もお伝えしますので、是非ご確認ください。

 

1. 院内掲示ツール

予約システムが利用できることを知っていただくために、院内に掲示できるツールを作成します。壁に貼ったり、パウチして待合室に設置したりすると自然にPRできます。

「診療予約2013」をご利用いただく際には、当社が作成したツールのデータをご提供していますので、簡単に作成することができます。
サイト告知ツール:院内掲示用(順番待ち版)

 

2. 配布ツール

患者さんに手渡ししたり、受付に設置して取っていただくためのツールです。予約システムの稼働開始時に集中して配布すると非常に効果があります。

1の院内掲示ツールも同じですが、院内で待っている暇な時間に読んで予約サイトにアクセスしてもらえるため、できれば受付時に配布するのが望ましいです。

こちらも当社が作成したツールがありますので、是非ご活用ください。A4を4等分したサイズのものが配布しやすく、かつ経済的だと思います。

 

3. ダイレクトメール

さらに積極的なクリニックでは患者さんにDMを送ることもあります。他の手段とくらべ費用がかかりますが、これも良い方法だと思います。思ったより利用率が上がらない場合などは、ダイレクトメールの送付を検討してみてはいかがでしょうか。

 

4. WEBサイトに掲載

WEBサイトをお持ちのクリニックではWEBサイトへの掲載は必須です。患者さんはクリニックを探している時にWEBを閲覧するわけですので、そのまま予約ができたら患者さんにとっても大変便利です。

掲載方法は以下の3つが考えられます。

A. 診療予約システムについてのページを追加作成する
B. 予約システムへのリンクを貼る(テキストリンク、バナー)
C. 予約システムのQRコードを掲載する

クリニックWEBサイト

ページの追加が可能な場合はAの方法を取るとよいでしょう。最も目立ちますし補足説明なども掲載しやすくなります。

ページを追加した場合でも、Bのリンクを複数設置することで利用率が高まります。ここで注意したいのが掲載する場所についてです。上のサイト図の緑色の「予約システム」というのがバナーのイメージですが、これだけだと見逃してしまうことがあります。そこで患者さんが通院される前に必ず確認する場所にリンクを設置することによって、ネット予約率が高めることができます。その必ず見る情報というのは、「連絡先」「診療時間」「アクセス」の3箇所です。

上図では、ヘッダーにある電話番号の下に「ネット予約はこちらから」というリンクを貼ることで、電話とネットの両方が使えることを明確にしています。患者さんが受付時間外にサイトを見ていた場合、電話予約ができなくてあきらめるかもしれませんが、電話番号の下にネット予約のリンクがあれば予約してくれる可能性が高まります。

「診療時間」のところも同様で、時間を確認するということはこれから予約または来院しようとしているはずです。ここにも予約システムのリンクを設置しておくことで、自然な流れでネット予約を利用していただけます。「アクセス」も同様で、来院前に場所を確認している流れで予約システムに誘導すれば、患者さんも便利です。

最後にCのQRコードですが、これはWEBサイトをパソコンで見ている患者さんがモバイル端末で利用したい場合に便利です。「診療予約2013」には「まもなく予約日メール」や「もうすぐ診察お知らせメール」といった機能がありますので、これらを携帯やスマホで利用したい患者さんのほうが多いと思います。その際に、パソコン画面のQRコードを読み取ってもらえればスムーズに予約システムにたどりつくことができます。

5. 留守番電話のメッセージ

これも患者さんが予約する導線に案内を入れる方法です。詳しくは「診療予約システムを導入したら留守電メッセージはこうなる!」というエントリーにまとめましたのでそちらでご確認ください。

以上、診療予約システムのネット予約利用率を上げる方法についてまとめてみました。診療予約システムをご利用の際は、是非参考にしてみてください。

それではまた、次回のエントリーで。
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順番予約システムの様々な運用方法

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今回は順番予約システムを利用した運用方法をご紹介したいと思います。まず一般的なパターンを見ていただき、その後、それぞれのクリニック独特の面白い運用方法についてご紹介したいと思います。

1. 一般的な順番予約の運用方法

ノーマルな運用では、受付方法は「直接来院」と「順番予約(予約システム)」の2つになります。患者さんは受付時間がはじまると、直接来院するかネットで順番予約することになります。

通常は、受付時間開始とともにネットから順番待ちも入っているため、直接来院する患者さんと順番予約の患者さんのどちらを優先するかという問題が発生します。

一般的には、直接来院していただいた患者さんを優先しますので、ネット順番待ちが入る前に直接来院の患者さんを予約システムで受付してあげなければなりません。そうしないと、ネット順番待ちの患者さんが殺到して、直接来院の方の順番が後ろになってしまうからです。

「診療予約2013」には、この運用を想定して「仮の受付」という機能があります。この機能を使えば、直接来院される患者さんのために、あらかじめ順番を押さえることができるのです。

例えば、朝いつも5名ぐらい並んでいる場合は、5つの仮の受付を入れておきます。こうすれば、ネットからの順番予約は6番目からになり、うまく直接来院する患者さんを優先することができるのです。

以上が一般的な順番予約の運用方法となります。

 

2. 順番予約を電話でも受け付ける運用

この運用では受付方法を「直接来院」「順番予約(予約システム)」「順番予約(電話)」の3つにします。一般的な運用との違いは、電話をかけて順番待ちの予約を入れることができるようにしている点です。順番予約の方法がネットと電話の2種類になることで、患者さんが使いやすい方を選べる仕組みです。患者さんにとっては選択肢が増えるので便利ですが、クリニックは電話受付をしなくてはならないので業務が増えます。この運用方法は特に関西エリアで見られるもので、業務が増えてもサービスを重視したいという地域性が出ているのではないかと思います。

 

3. 順番予約の受付時間をあえて早める運用

受付時間が開始すると同時に、順番予約も可能になる方法を取るのが一般的ですが、あえて順番予約を優先するような運用です。例えば9:00に受付開始のクリニックの場合、ネットからの順番予約は8:00になったら順番待ちのエントリーができるようにするのです。

ネットで順番予約をした患者さんは、エントリー時に表示される診察開始予定時刻に合わせて来院していただくということになります。当然1番目の患者さんの予定時刻は9:00~となります。直接来院の患者さんは9:00まで受付してもらえないので、後方に並ぶことになりますが、順番予約した患者さんがお見えにならない場合は、当然先に案内されます。

診療予約システムを導入したばかりで患者さんの利用促進をしたい場合などには、あえて順番予約を優先する仕組みを導入されるクリニックがあります。

 

4. ファストパスのように順番予約を活用する運用

これも、順番予約の患者さんをあえて優遇する方法です。順番予約をしたら、通常は診察開始予定時刻に来院してもらうべきですが、「受付時間内であればいつでも来院OK」としてしまいます。例えば、9:00に順番予約して1番目に並んでいても、すぐ来なくていいですよということです。そして、患者さんのタイミングでご来院したら順番どおり最優先しますというかたちになります。

これも、患者さんに予約システムをもっと利用してもらえるように考えられた運用で、ディズニーランドなどのファストパスと同じように、順番予約しておけば、いつでも最優先されるのに近い運用になります。かなり変わった運用ですが、発想が面白いので紹介させていただきました。

今回は、診療予約システムを活用した順番予約の様々な運用方法をご紹介してきました。どれにも共通するのが、「患者さんのために便利な仕組みを提供したい」という院長先生の思いが運用に反映されていることです。まだ診療予約システムをご利用でないクリニックの皆さまも、ぜひ参考にしてみてください。きっと患者さんに喜んでいただると思います。

それではまた、次回のエントリーで。
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キーワード: 受付順番制,待ち行列,発券機,受付発券機,自動受付機,受付システム,メール,電話

予約システム導入時の立会いで感じたこと ~小児科クリニック~

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先日、足立区にある小児科クリニックにて「診療予約2013」を導入していただきました。「診療予約2013」の稼働開始日に現場で立ち会うことは稀なのですが、今回はご希望があったので稼働当日にご訪問させていただき、操作や運用のサポートさせていただきました。今回はその際に感じたことを書いてみたいと思います。

そのクリニックはまもなく開業1年になる小児科・内科クリニックです。予約システムは混んでいる小児科で利用したいとのことで、受付順番制の診療予約システムを導入していただきました。

改めて驚いたのが、ネットで順番予約をされた患者さんの院内待ち時間の短さです。当然、院内待ち時間を短くするためのシステムなので短くなるに決まっているのですが、目の前で見ると劇的に違うので新鮮な驚きを感じました。

数字で言うと、ネット予約の患者さんは0~10分で診察室に呼ばれたのですが、普通に来院した患者さんは45~70分ほど待っていました。数字でもわかるのですが、実際に目の前で見ると圧倒的な違いがあり、0分の患者さんに限っては受付を済ました瞬間に案内されていたので、すごくスムーズに感じられたと思います。初日ということもありネット予約率は15%ぐらいでしたが、利用者の皆さんの表情を見てみて、これはきっと喜んでくれているだろうという実感を得ることができました。ちなみに翌日はネット予約率が30%になっていて、早くも患者さんに浸透してきていることが数字でも確認できました。

また、はじめてネット予約が入った際には、受付スタッフの方もビックリしたと同時に楽しそうにされていたのも印象的でした。運用開始前は、予約システムを導入し今までの運用を変えることに不安を感じておられるようでしたが、目の前でネット予約が入り、患者さんの院内待ち時間が如実に変化するのを目の当たりにして、受付スタッフの方々が予約システムに抱いていた漠然とした不安がかなり払拭されたように思いました。

とくに感じたのは、ネット予約率が上がると、受付スタッフの仕事が楽になるということを実感してもらえたことです。例えば、ネット予約が入りだすと受付が混む可能性が低くなるという点です。これは、ネット順番待ちをした患者さんは自分の順番が近づくまで来院しないため、来院タイミングが分散するという現象によるものです。この点は、口頭で説明しても何となくしかわかってもらえないことが多いのですが、実際使ってみると自ずと理解してもらえるんだなということが分かりました。

また、待ち時間が長くなると患者さんから「あと何分ぐらいですか?」「結構待ってるんですけど・・・」のように聞かれることがあります。今回の立会いでも3名の患者さんが、スタッフの方に確認していました。受付スタッフの方も、お待たしているのがわかっていて説明をしなくてはならないので、ストレスを感じる仕事の1つだと思います。しかし、診療予約システムを利用してくれる患者さんが増えれば、院内待ち時間も減りますし、そもそも患者さんが自分で待ち時間を確認できるようになります。受付スタッフの方も実際に運用している中で、この点にも気づいたようで、以後患者さんに予約システムの利用を積極的にPRされていました。こうなると、すべてがうまく回りはじめますので、立会いが終わる頃には全く運用に不安のない状態になっていました。

以上、今回の立会いで改めて感じたこと、新しく気づいたことなどをまとめてみました。こうやってまた1軒「診療予約2013」をご利用いただけるクリニックが増え、患者さんが喜んでいるのを目の前で見られて本当に良かったです。

それではまた、次回のエントリーで。
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