患者さんと診療予約システム」カテゴリーアーカイブ

患者さんからみたときの診療予約システム。

診療予約システムを導入したら留守電メッセージはこうなる!

診療予約システムをお探しですか?
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今回は、クリニックの受付時間外に設定する留守番電話のメッセージについて書いてみたいと思います。

受付時間外になると電話を留守電に切り替えているクリニックも多いのではないでしょうか。その場合、留守電の応答メッセージに、現在は診療時間外であることや受付時間のご案内をされていると思います。

例えば、

■ 受付順番制のクリニックの例文
「お電話ありがとうございます、〇〇クリニックです。ただいま受付時間外となっております。受付時間は、平日午前9時~12時、午後14時~18時、土曜日は9時~14時までとなっております。恐れ入りますが、次の受付時間にお越しいただけますようお願いいたします。」

■ 予約制のクリニックの例文
「お電話ありがとうございます、〇〇クリニックです。ただいまの時間は受付時間外となっております。ご予約の方は、受付時間にお電話ください。受付時間は、平日午前9時~12時、午後14時~18時、土曜日は9時~14時までとなっております。ご予約お待ちしております。」

のようなメッセージが一般的ではないでしょうか。

もし診療予約システムを使っていたら、どのようなメッセージがよいか考えてみましたので、参考にしてみてください。

■ 受付順番制のクリニックの例文
「お電話ありがとうございます、〇〇クリニックです。ただいま受付時間外となっております。受付時間は、平日午前は時~12時、午後14時~18時、土曜日は9時~14時までとなっております。恐れ入りますが、次の受付時間にお越しください。受付時間になりましたらWEB予約システムにて順番予約も可能です。詳しくは当院のWEBサイトにてご確認ください。ご利用お待ちしております。」

■ 予約制のクリニックの例文
「お電話ありがとうございます、〇〇クリニックです。ただいまの時間は受付時間外となっております。ご予約の方は、WEB予約システムをご利用ください。詳しくは当院のWEBサイトにてご確認ください。お電話での予約は受付時間にお願いいたします。受付時間は、平日午前9時~12時、午後14時~18時、土曜日は9時~14時までとなっております。ご利用お待ちしております。」

WEB予約システムのところは、インターネット予約システムという表現でもいいと思います。高齢者には後者のほうがわかりやすいかもしれませんので、患者さんの年齢層に合わせて表現を調整してみてください。

ちなみに、診療予約システムが利用できることを患者さんに告知する方法は、

・ WEBサイト
・ 院内掲示
・ 院内配布

などが考えられますが、上の例のように留守番電話の応答メッセージに入れることでも効果があります。得に予約制の場合は、電話がつながらないと予約できないため、そのまま予約システムへ誘導すると患者さんにとっても便利でメリットがあると思います。

このように、診療予約システムを導入した場合は、留守番電話メッセージでも告知すると利用促進につながると思いますので是非お試しください。

それではまた、次回のエントリーで。
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クリニック受付運用の5つのパターン

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今回は、病院・クリニックの受付運用のパターンについてまとめてみたいと思います。次の5つがクリニックの受付方法の5大パターンになります。

1. 受付順番制 (順番予約なし)
2. 受付順番制 (順番予約あり)
3. 予約制   (事前予約制・完全予約制・時間指定予約制)
4. 予約優先制
5. 時間帯予約制

それでは、それぞれの内容とメリット・デメリットなどを順に説明していきます。

1. 受付順番制 (順番予約なし)
最もシンプルな受付の運用方法です。予約はとらずに当日の受付順番で診察を行います。受付スタッフの業務量は最少となりますが、ある時間帯に患者さんが集中すると待ち時間が長くなってしまいます。患者さんの来院タイミングは誰もコントロールできませんので、突然混み合って待ち時間が長くなり、クレームが発生してしまうことがあります。

2. 受付順番制 (順番予約あり)
1のデメリットを克服するために、順番予約をできるようにしたのがこの運用方法です。予約受付の方法は、特に関西エリアで見られる「電話で順番待ち予約」という方法と、診療予約システムによる「ネット順番待ち」や「電話自動応答で順番待ち予約」という方法があります。

いずれの方法でも、スタッフは電話応対業務やシステムへの入力といった業務が増えてしまいます。一方で、患者さんは自宅や外出先から順番予約ができるので、院内待ち時間が減ります。また、診療予約システムを使えば、待ち時間を見える化したり「もうすぐ診察お知らせメール」が送信されますので患者さんにさらなるメリットを感じていただけるようになります。

3. 予約制 (事前予約制・完全予約制・時間指定予約制)
事前に予約をとった患者さんだけ受付けするのが予約制です。その意味を強調するために完全予約制と呼ばれることもあります。また、順番予約ではないことを明確にするために時間指定予約制と呼ばれることもあります。

予約制では、患者さんは予約がないと診てもらえないかわりに、予約時間に診察を開始してもらえるということになります。これによって待ち時間の問題はほぼ解決できるはずです。とはいえ、日本では精神科などを除いて完全予約制をとる病院・クリニックはあまりありません。アメリカでは100%完全予約制だそうですが、これは様々な制度・慣習の違いによるもので、日本ではごく一部のクリニックが行っているのが現状です。

クリニックから見たときの予約制のメリットの1つは、患者さんの分散・平準化です。これは、日による分散と、1日の時間帯による分散の両方があります。予約制では、次回予約の際に混んでない日や時間帯を案内することによって、来院数を平準化することができます。また、ネット予約では患者さん自らが空いている時間帯を選びますので、自然と分散することになります。

もし受付順番制のクリニックで日による患者数の増減が激しい場合は、予約制にすることによって患者数の偏りをある程度コントロールすることができるようになります。この効果は、次に紹介する予約優先制・時間帯予約制においても期待できます。

4. 予約優先制
予約優先制とは、予約を受付ける一方で、当日は予約なしの患者さんも受け入れる運用方法です。そして、予約者はできるだけ予約時間に診察を行い、予約なしの患者さんはその合間に受付順に診察を行うことになります。

予約可能な病院・クリニックの多くがこの方法をとっていますが、「予約優先制のクリニックで待ち時間が長くなるメカニズム」にも書いたように、予約優先制には混んでくると必ず起こる問題があります。患者さんが増えてきてこの段階まできたら、当社では次に紹介する時間帯予約制への移行をお勧めしています。もちろん、最初から時間帯予約制をとっても良いと思います。

5. 時間帯予約制
時間帯予約制とは、予約優先制の問題を解決するための運用方法です。基本的には予約優先制と同じに見えますが、「必ずしも予約を優先しないこと」によって予約優先制の問題を解決します。また、時間帯予約という言葉が表すように、9:00~9:30の予約というように時間に幅のある予約であることを徹底することによって、よりクレームの起こりにくい運用となっています。

予約優先制の問題点と、時間帯予約制の運用の概要は、下記のスライドショーでご確認いただけます。

以上、病院・クリニックの受付運用方法について5つのパターンをまとめてみました。より効率的な受付業務、より患者さまの満足度を高める受付方法を模索している先生がいらっしゃいましたら、参考にしてみてください。予約システムに限らず受付運用にお悩みの場合は、お気軽にお問合せください。

それではまた、次回のエントリーで。
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関連記事: 予約優先制って何?
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新患のネット予約を取るといたずらが増えるって本当?

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診療予約システムのご提案をしていると、「新患のネット予約ができるということは、誰でも予約できるってことですよね。いたずらの予約が入ったりしませんか?」と聞かれることがあります。今回はこの話についてご説明したいと思います。

診療予約システムには2種類あり、新患のネット予約が可能なものと、再診しかネット予約できないものがあります。「診療予約2013」は前者にあたる予約システムであり、新患のネット予約を受付けるかどうか設定で選ぶことができます。

再診しかネット予約できないシステムの会社の方が、上記の先生のように「新患のネット予約はいたずらされるから危険です。」と説明されることがあるようですが、これは半分正解で半分間違っています。それは何故でしょうか?

実は「診療予約2013」は新患のネット予約ができても、いたずらすることは困難な仕組みになっています。だからこそ、新患ネット予約の可否を選べるようになっているのです。一方で、再診しかネット予約できないシステムの場合は、そもそも容易にいたずらできる仕組みなので、残念ながら再診の方に限定せざるを得ないということなのです。

その仕組みの違いとは、患者さんの使う予約システムが「マイページ型」かどうかということです。

「診療予約2013」はマイページ型の診療予約システムのため、利用する際に簡単な登録をしてもらいます。その際に、必ずメールアドレスを取得しますのでいたずらを抑止することができるのです。つまり実際に存在するメールアドレスでないと利用登録できないため、安易にいたずらができない仕組みだということです。

一方でマイページ型でない診療予約システムには、こうしたいたずらを防ぐ仕組みがなく、新患の予約を許してしまうと問題が起こる可能性が格段に上がります。要するに診察券番号のない患者さんが予約できるということなので、誰でも適当に予約を入れることができてしまいます。そして、この問題を防ぐためにネット予約は再診に限定せざるを得ないのであって、新患のネット予約そのものが悪いわけではないのです。

診療予約システムを利用することのメリットの1つは、受付時間外に予約が取れたり(予約制)、自宅に居ながらにしてネットで順番待ち(受付順番制)できることです。当然、新患にもこのメリットを提供したほうが、クリニックとしての機会損失が少なくなるため、予約システムの導入価値は高まります。また、患者さんから見てもクリニックの利便性が高くなります。これらの理由から、せっかく診療予約システムを導入するのであれば、新患のネット予約は是非やるべきだと思います。

ちなみに「診療予約2013」を利用しているクリニックの80%が、新患のネット予約を利用しています。この数字が表しているように、できるなら使いたいというクリニックが多数派を占めているのです。

以上見てきたように、便利なネット予約を再診だけに限定しなくてはならないのは大変もったいないことだと思います。是非、患者さんにもクリニックにもメリットのある「新患のネット予約」ができる予約システムを選んでいただきたいと思います。

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ネットでは予約してほしくない診療メニューはどうする?

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今回は診療予約システムでネット予約を開始する際によくある質問について書いてみたいと思います。

その質問とは「患者さんがネットでは予約できないけど、電話で予約することはできる診療メニューがあるのですが、どうすればいいですか?」というものです。

あっさり考えると、ネット予約できないのだから、ネットに表示しなければいいではないかと思うかもしれません。しかしそれでは、その診療メニューを受診できることまでわからなくなってしまいます。

例えば、たくさんある予防接種や注射のメニューの中で、シナジスだけはネット予約ではなく、お電話で予約してもらいたいとします。確かにシナジスを表示させなければネット予約は入りませんが、このクリニックでシナジス注射をしてもらえること自体も同様にわからなくなります。

このようなケースにおいては、メニューは表示されているけど電話で予約してくださいという旨を明示することが、本当の解決策となります。

そこで「診療予約2013」には、診療メニューに「ネットに表示するが、電話マークが付いていてネット予約はできない」という設定をすることができます。この設定によって、上記のようなニーズを満たすことができるようになっています。

この電話予約に誘導する仕組みは、その診療メニューの在庫管理などの問題や受診すべき時期や組み合わせなどを考慮すべき場合などに有効です。単純に非表示にするのではなく、患者さんがはっきりわかるかたちで表示しておき、電話予約に誘導することで、患者さんもクリニックも便利に予約システムを使うことができるのです。

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関連記事: 最適なネット予約枠の数とは?

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患者さんの予想待ち時間と我慢できる待ち時間

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今回は、診療所・病院の待ち時間に関する論文の中で、面白いデータがあったのでご紹介したいと思います。

>> 論文はこちら
※残念ながら2017年7月に論文が削除されてしまいました。

面白いデータというのは患者さんが予想する待ち時間と、患者さんが我慢できる待ち時間を調査したものです。

1. 予想する待ち時間
この調査では、予約の有無によって患者さんが予想する待ち時間が変わるかどうかを調べています。当然、予約ありのほうが無しの場合より短くなると予想するわけですが、予想する分数が結構面白いなと思います。

患者さんの予想待ち時間

まず、「予約あり」についてですが、予約をしても20分以上は待つだろうと考えているという点が興味深いです。医療業界の予約というのは、患者さんから見るとこの程度の待ち時間は織り込み済みということですが、逆にいうとこれより短いと「満足」につながる可能性があるということです。

時間帯予約制をうまく運用すると、全体に大きな遅れが出ない限り、20分以上お待たせすることは稀になると思います。また、通常は予約が取れない受付順番制でも診療予約システムを導入すればネット予約が可能になり、院内待ち時間は平均で15分程度になります。これならば、ほぼ患者さんの予想より早く診察を開始することができるはずです。毎回思ったより待ち時間が短いと感じるクリニックと、予想より待たされるクリニックとでは、患者満足度に大きな差が開いてくるはずです。

またデータによると、通常は予約のできない受付順番制では、患者さんは40分程度待たなくてはならないと考えているはずです。ところが診療予約システムがあれば、予約が可能になり待ち時間も平均で15分程度となるため、劇的に印象が良くなるはずです。

2. 我慢できる待ち時間
この調査では、症状の軽重によって我慢できる待ち時間が変わるかどうかを調べています。

患者さんが我慢できる待ち時間

ここで見ておきたいのは症状が軽い患者さんの待ち時間の許容範囲です。診療所では約50分、病院で約60分ですので、この限界を越えないようにすることが不満やクレームを抑える目安になるはずです。

時間帯予約制の運用のメリットの1つは、実は待ち時間のブレが少なくなることです。この点については、予約優先制と時間帯予約制の比較の中で詳述していますので、是非確認いただければと思います。

また、受付順番制においても予約システムを導入することによって待ち時間のブレが少なくなります。当社が行った調査では、ネットで順番待ちした患者さんの待ち時間は0~28分程度に収まるのに対し、ネット順番待ちをしなかった患者さんは0~51分と患者さんによるブレが大きくなっていることが確認されました。このようにネット順番待ちをして診察開始予定が近づいたら来院するという仕組みそのものが、待ち時間を短くするとともに待ち時間のブレ幅を狭める効果を持っているのです。

今回は、患者さんの予想している待ち時間と、我慢できる待ち時間のデータを見ながら、診療予約システムや時間帯予約制の運用がどのような効果を発揮できるかを見てきました。患者さんの待ち時間や満足度向上が気になる先生がいましたら、是非、当社までご相談ください。ご連絡お待ちしております。

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