クリニックの待合室と駐車場問題

診療予約システムをお探しですか?
それでは、早速はじめましょう!

今回は、クリニックの待合室と駐車場のキャパシティと診療予約システムについてです。

患者さまに待っていただく待合室や駐車場のキャパシティは、患者さんの利便性を考えるうえで意外に重要なポイントです。もちろん、ある程度余裕のあるつくりにするのが普通ですが、来院数の時間帯によるばらつきや偶然の重なりで、キャパシティが足りなくなることはよくあることです。

待合室がいっぱいだと来院しようとした患者さんが引き返してしまう可能性が高まるだけでなく、待っている患者さんをより高いストレスや院内感染リスクにさらすことになります。また、駐車場がいっぱいだと来院する前からストレスです。患者さんもしょうがないとわかっていても、イライラするものはイライラしてしまいます。

この状況をどうすれば改善することができるでしょうか?

普通に考えると「予約制」にすることで混み具合を平準化できるはずなので、「順番待ち制」ではなく「予約制」にするという方法が考えられます。確かに、待合室や駐車場といったリソースのキャパシティが少ない場合は、よい打ち手であるように思えます。そしてもしかしたら、多くの方は「これしか方法がない。」と思われるかもしれません。

しかし、診療予約システムを導入すると、この普通の考えが唯一の正解でないことに気づきます。すなわち、診療予約システムを入れるなら、順番待ちの方がリソースを平準化して利用してもらえるかもしれないということです。

順番待ちの診療予約システムの機能には、「オンラインで順番待ち」ができ、「患者さんが各自の診察開始予定時刻」を確認できるうえに、「〇分前になったらメールで知らせてくれる」というものがありあす。もし、この機能をほとんどの患者さんが利用してくれるなら次のようなことが起こります。すなわち、患者さんは自分の待ち順が近づくまで、クリニックに来ないという状況です。こうなると、院内にいる患者さんの数が理論上一定になります。まさに平準化です。

さらに順番待ち診療予約システムのすごいところは、診察に遅れが出てもこの平準化の仕組みは機能し続けるということです。この点を「予約制」との比較で確認してみましょう。

予約制でも、各時間帯の患者さんの数が一定になるので、同様に平準化するように思えますが、もし診察に遅れがでたらどうなるでしょうか?予約時間は決まっていますので、診察が遅れていても患者さんはクリニックに来てしまいます。残念ながら予約制の場合、診察に遅れが出ると平準化の機能が失われてしまうのです。

診療予約システムを導入するなら、予約制よりも順番待ち制のほうが「平準化」に効果があるかもしれないという見方は、一般的にはあまり言われていないかもしれません。しかし、患者さんの多くが診療予約システムを利用してくれる「小児科」や「婦人科」、あるいは都心のビル診療所などでは、もしかしたら「診療予約システム×順番待ち制」のほうがうまく平準化することができるかもしれません。また、診察が遅れがちな診療科目のクリニックであれば、予約制よりも順番待ち制で予約システムを活用するほうが、そのメリットを多く享受できるかもしれません。

もし、待合室や駐車場のキャパシティの問題で悩んでいる場合は、上記のような運用を目指してみるのもよい方法かもしれませんね。

それではまた、次回のエントリーで。
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