患者さんと診療予約システム」カテゴリーアーカイブ

患者さんからみたときの診療予約システム。

こんなに便利!着信ポップアップシステム

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今回は、「診療予約2013」のオプションシステム「着信ポップアップシステム」の便利さをお伝えしたいと思います。

「着信ポップアップシステム」とは、CRMを導入しているコールセンターなどで利用されているのと同じ仕組みで、着信番号を元にどの患者さんからの電話かをシステムが判断し、予約システム上に患者情報を自動的に呼び出す機能のことです。

そのため、着信ポップアップシステムが最も活躍するのは予約制をとられている病院・クリニックということになります。1日に何十本という電話応対をする予約制のクリニックでは、この機能があると大変便利です。使っていいただいているクリニックの方に聞くと、「便利すぎて、これがないと仕事にならない」とまで言われたことがありますので、本当に忙しい現場では重宝されているのだなと思います。


▲ 着信ポップアップの動画 (2:57/音声あり) 

着信ポップアップシステムを使うと、受付スタッフは着信と同時に患者さんを特定できるので、電話応対スピードが向上し、聞き間違えや勘違いによるミスも減らすことができます。例えば、予約のキャンセル電話も、着信と同時に患者が特定されており、予約履歴を見ればすぐにいつの予約か確認できます。また、同姓同名でも間違うことがなくなるため、安心して受付することができます。

そして、この着信ポップアップシステムのさらに便利なところは、受付スタッフがわざわざ患者さんの電話番号を登録する必要がないという点です。もちろん仕組みとしては、患者データに電話番号が登録されていなければどの患者さんの着信か判断することはできません。では、なぜ受付スタッフが電話番号を登録しなくても使えるのでしょうか?

まず、システム導入時にレセコンデータから電話番号をインポートしておけば、既存患者の分はすべて登録が完了してしまいますので個別に登録する必要はありません。次に、新患で予約の際に電話をかけてこられた場合ですが、通常どおり予約を取ると患者データに着信した番号が自動的に付与される機能が実装されています。この機能のおかげで、スタッフが電話番号を登録しなくても電話番号付きの患者データを作成することができるのです。さらに、ネット予約の患者さんは、自分で電話番号を登録してくれるので、クリニック側で登録しなくてもドンドン電話番号が増えていきます。

これら3つの理由により、「診療予約2013」ではクリニック側で電話番号を全く登録することなく、着信ポップアップシステムで認識できる患者さんが増えていくのです。手前味噌ですが、このように手間をかけなくても、自然に便利になっていく仕組みが「診療予約2013」の着信ポップアップシステムの秀逸なところだと思います。

私が知る限りでは、着信ポップアップ機能のある診療予約システムは「診療予約2013」だけです。診療予約システムを導入しネット予約を開始しても、電話による予約はゼロにはなりません。だからこそ、ネット予約だけでなく電話応対の業務効率化も含めてカバーすることが、本当に現場に求められる診療予約システムであると私たちは考えています。

予約制のクリニックで、業務の効率化を考えている場合は、本当に使える診療予約システム「診療予約2013」の導入をご検討ください。「診療予約2013」は、スタッフの皆さんに便利に、喜んで使っていただける診療予約システムです。

それではまた、次回のエントリーで。
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関西エリア独特?電話で順番待ちサービス。

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最近、関西方面のお客様とお話していて気付いたことを書いてみたいと思います。

実は私も兵庫県出身なので、関西方面のお客様とお話しするととても親しみを感じてしまいます。特に先生方のように落ち着いた話し方をすると、関西弁はとてもやわらかくて温かい言葉だなと最近感じるようになりました。

さて、先生方とお話しして気づいたことというのは、あまり関東や他のエリアでは見ない「電話で順番待ち」という受付方法についてです。

電話で順番待ちというは、受付順番制を採っているクリニックにおいて、電話で順番を予約できる運用のことです。今はこれと同じことをネット予約が行ってくれるのですが、まさにその先駆け?ともいえる方法です。そして、この運用は首都圏はもちろん、他の地方でもあまりお目にかかることはありません。

ここからは私見ですが、関西の方、特に大阪の方は待ったりするのが苦手な方が多いイメージがあります。実際、大阪の方言で「いらち」という言葉がありますが、これは「せっかち」「気が短い」という意味で大阪人の一つの気質を表した言葉ではないかと思います。

そんな大阪の方には「順番待ちしてじっと待ってるのが嫌」という人が多く、慣習的に「順番待ちやけど、電話してくれたら順番取っときます」という先進的な?運用が多くなったのではないかと思います。

しかも、診療予約システムをご利用され、ネット順番待ちができるようになっても、この「電話で順番取り」の運用はそのままにされているクリニックも多いです。患者さんにとっては単純に来院して並ぶだけでなく、電話で順番待ちやネット順番待ちという選択肢が増えるので、とても便利だろうなと思います。

一方でクリニック側から見ると、電話で順番待ちによって電話応対業務が増えるため、それを導入することは、患者さんへのサービス精神の表れと捉えることもできます。そう考えると、関西人の「いらち」な気質と、大阪商人の「サービス精神」が合わさって生まれた、このエリア独特の受付方法なのかなと思ってしまいます。他のエリアでも行っているのかご存知の方がいらっしゃいましたら、おしえてください。私のただの思い込みかもしれませんので。

それではまた、次回のエントリーで。
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ここが違う!マイページ型の診療予約システムの利点

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診療予約システムには患者さんがマイページにログインして利用するものと、毎回必要情報を送信して利用するものがあります。今回は、「診療予約2013」も採用している前者のマイページ型の診療予約システムのメリットについてまとめてみたいと思います。

「診療予約2013」がなぜマイページ型を採用しているかというと、開発コンセプトの1つに「かかりつけ医のための診療予約システム」を掲げたからです。ではなぜ、かかりつけ医にはマイページ型の診療予約システムが向いているのでしょうか?

 

1. 患者さんが何度も来院することを想定している

マイページ型の診療予約システムは、はじめて使う際にマイページ登録をしていただく必要があります。そのかわり、それ以降は「氏名」「診察券番号」「連絡先」などを毎回入力する必要がなくなります。要するに、初回登録してくれれば、患者さんは以後が楽になる仕組みですので、どちらかというと継続的に通院する患者さんに向いている仕組みになっています。かかりつけ医である以上は何度も来院することが前提となっていますので、マイページ型のほうが患者さんに便利に使っていただけるというわけです。

 

2. 複数の患者登録が可能

もう1つのマイページ型の利点は、マイページ内に複数の患者を登録しておけることです。小児科のように親が複数のこどもの予約を取る場合には、マイページに登録しておいた患者を選択すればよく、非常に便利です。もし毎回必要情報を入力する仕組みだった場合、こどもの診察券番号を覚えている親は少ないので、都度診察券を取り出して予約サイトに入力しなければなりません。こどものために何度も小児科に足を運ぶ親にとって、マイページ型はよく考えられた仕組みであり、大変喜ばれます。後者の場合は、毎回の入力が面倒なうえ、診察券が手元にないと予約もできません。継続して通院していただく患者さんには、圧倒的に前者が便利です。

 

3.マイページで予約日や待ち時間がすぐに表示される

診療予約システムの利点の1つは、患者さんが自分で予約日や待ち時間を確認できることです。マイページ型なら、マイページに自分の情報が常に表示されているので、この利点を何の問題もなく享受することができます。一方、マイページのないシステムの場合は、クリニックのサイトに行っても「自分の情報」は当然表示されません。もし確認しようとしたら、また診察券番号などを送信して問合せることになります。これははっきり言って不便です。両方のシステムが「待ち時間表示」の機能を持っていますが、後者のほうは患者さんが便利なかたちで実装されていません。後者は継続的に通院される患者さんには向いていないと思います。

このようにマイページ型は実際に利用される患者さんのためによく考えられた仕組みです。一方で、「マイページ登録が面倒で利用率が下がるのではないか?」という質問をいただくことがあるのでその点も見てみましょう。

利用率については、1日の来院の50~70%がネットからになります。都度入力型と比べたことがないので、相対的に高いか低いかわかりませんが、受付の業務量などを考えた場合、十分にインパクトのある数字だと思います。また、予約制ではその場で取る次回予約もあるので、純粋なネット予約率はさらに高いはずです。

ちなみに、患者さんがマイページ登録を行うのは、はじめて来院した時に待合室で行うことが多いです。もともと暇な待ち時間ですので、面倒とは思わずに登録をしてくれるのかもしれません。そもそも面倒といっても、1分もかからずに終わってしまいますので、大した作業ではないのですが・・・(参考: 診療予約2013のマイページ登録方法

もう1つマイページ登録のシーンとして考えられるのは、休診日や夜間などの予約の受付時間外です。予約制で明日の予約をしたくても受付時間外で電話がつながらない場合に、ネット予約を利用する動機が高まります。この時に、マイページ登録を面倒と思うか、夜なのに今すぐ予約が取れることが便利と感じるかの比較になりますが、多くの患者さんがマイページ登録して予約を取ることを選んでくれます。一度登録しておけば以後いつでも予約が取れるようになるので、継続して通院する可能性のある患者さんにとってはメリットのほうがデメリットを上回ることが多いのではないでしょうか。

以上、マイページ型の診療予約システムの利点について細かく見てきました。地域のかかりつけ医を目指しているクリニックの方には、患者さんのために是非マイページ型の診療予約システムを選んでいただきたいと思います。

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1年の80%は予約の受付時間外

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今回は、計算してみたら思ったよりすごかったデータをご紹介したいと思います。

クリニックの受付時間帯というのは当然クリニックごとに違います。診療予約システムのご提案をしていると、システムの設定などで利用するために様々なパターンを見ることになりますが、一般的には下記のようなものが多いと思います。

・平日 9:00~12:00/14:00~18:00
・土曜 9:00~14:00
・休診日 木曜・日曜

もちろん混んでいるクリニックですと、この時間内で終わらずに診察を長くされることはありますし、患者さんには見えませんが、医師・看護師・受付スタッフともに受付時間外にもたくさんの業務を行っています。

一方で、患者さんから見た時に、予約の電話をして受付けしてもらえる時間帯というのはかなり限られているような気がしたので、いったいどのぐらいなのだろうと思って計算してみました。

クリニック受付時間

そうすると、1週間のうち予約を受付けしてもらえる時間帯、すなわち、クリニックに電話が繋がる時間帯というのは約20%しかないことがわかりました。寝ている時間を除いたとしても27.7%しかありません。そして、この時間帯に予約の電話ができなければ、当日直接来院するか、別のクリニックに行くかということになってしまいます。

イメージ的には、35~40%ぐらいかと思っていましたが、20%というのは少し驚きました。日中働いている人はなかなか予約できないでしょうし、昼休みに電話したら受付時間外だったということもあるはずです。また、夜や寝起きに体調を崩してしまったお子さんの予約ができないというのも、よくあるシチュエーションだと思います。

しかし、診療予約システムを導入しネット予約ができるようになると、残りの80%の時間帯も予約受付ができるようになります。また24時間予約ができる上に、スタッフを増やす必要はありません。そう考えると、こと予約受付という面においては、診療予約システムというのはかなりコストパフォーマンスのよい仕組みだと言えます。それは、人材を採用するよりコストが圧倒的に低いにもかかわらず、受付可能時間を5倍にすることによって機会損失を減らせる点、また実際の受付時間帯の予約電話対応が減り、スタッフの負担も軽減できる点などの大きなメリットがあるからです。

このように利用者全員にメリットがあると同時に、利用者に余計な負担が増えないという面で、予約システムというのはとても美しい仕組みだと思います。まさに、システムにさせるべきことを、させるべき方法でさせているのが予約システムだと思うのです。

それではまた、次回のエントリーで。
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時間帯予約制をとると起こるおもしろい現象

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今回は、時間帯予約制をとっているクリニックで起こる、あるおもしろい現象についてです。

時間帯予約制とは、例えば「9:00~9:30に開始の予約」のように時間に幅をもって取っていただく予約制のことです。レストランや美容室などの一般的な予約制で9:00の予約といえば、9:00からサービスを受けられるはずですが、時間帯予約制の「9:00の予約」は複数の患者さんが取っており、その中で受付順に案内されていく仕組みになっています。よって、9:00に来院した際に順番が3番目であれば、当然9:00には診察してもらうことができません。

一般的な予約制しか経験していない患者さんにとっては、「9:00の予約って言われたから来たのに、9:25開始だった」ということで不満を感じることもあり得ます。そのため、時間帯予約制を浸透させるにはスタッフによる説明などの一定の努力が必要になります。すなわち、「当院は30分単位の時間帯予約制です。例えば、9:00の予約ではなく、9:00~9:30の時間帯の予約ということになります。」のような説明が必要になるのです。一方で、多くの患者さんが病院・クリニックでは多少待つことは前提としているので、初診時に説明すれば予約の度に説明する必要はないでしょう。

そして、この時間帯予約制の運用を続けていると、次のような面白い現象が起こり始めます。

それは、9:00の予約の患者さんが、8:50~9:20ぐらいの間に分散して来院するようになるという現象です。

皆さん9:00の予約なので、本来であれば9:00前後にいらっしゃるはずなのですが、「早く行って、1番に診てもらおう」という患者さんと、「あえて遅れて、待たずにすぐに診てもらおう」という患者さん、そして特に何も考えずに普通に来院される患者さんに徐々に分かれてくるのです。

これは、患者さんが自らの判断で「院内待ち時間を最短にする行動」を取りはじめるということではないかと私は思います。

「待ち時間の原因は患者さんの数よりも偏りにあり」のエントリーでも紹介したとおり、院内待ち時間が長くなる原因は、患者さんが同じ時間に集中してしまうことです。例えば、9:00~9:30の予約を取った患者さんが、全員9:00に来院してしまうとのべ待ち時間が一番長くなります。逆に来院時刻が分散するとそれぞれの院内待ち時間が短縮されます。このような経験と試行錯誤によって、次第に患者さんが「早い人」「普通の人」「遅い人」に分かれていき、結果的に分散して来院するようになると考えられます。

当然、時期や時間帯によって、混み具合などは変わります。しかし、患者さんがそれぞれ最適と考える来院時間を選択し、その結果うまく来院時間が分散されてくると、それぞれがその行動を変える理由がなくなってきます。例えば、「あえて遅く来院派」の患者さんが、いつもより早く来院すると偏りが生まれ、自分の待ち時間が長くなる可能性が高いからです。このようにして次第に、分散された状態が定着するようになるのではないでしょうか。

この状態になった時に面白いのは、まず「全体の院内待ち時間が最短になること」であり、もう1つは「予約制のはずなのに、まるで順番待ち制と同じに見える」いうことです。この点については、また別の機会にまとめてみたいと思います。

それではまた、次回のエントリーで。
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■ 時間帯予約制についての詳細はこちらのスライドで!

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関連記事: 予約優先制って何? 
関連記事: 待ち時間の原因は患者さんの数より偏りにあり

参考記事: 待ち時間対策としての時間帯予約システム

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