その機能、MUST?WANT?

診療予約システムをお探しですか?
それでは、早速はじめましょう!

今回は、診療予約システムを選ぶ際のポイントについてです。

診療予約システムを検討されている方のほとんどは、はじめて診療予約システムの導入をされるお医者さまです。すなわち、新規開業に合わせて検討されるか、開業後しばらくして受付の負荷低減や患者さまへのサービスとして導入を検討されます。

一方で、診療予約システムは使っているが、何らかの理由により乗り換えたいというクリニックも存在します。導入時には「これで大丈夫。」と思って導入した予約システムが、しばらくして「これでは駄目だ。」となってしまったということです。では、なぜそうなってしまったのでしょうか?そこに診療予約システムを選ぶ際のポイントのヒントがあるかもしれません。

1.導入当時とクリニックの予約運用が変わった
・ 受付方法を見直した(順番待ち、時間帯予約、複合)
・ 細かい受付のルールを変更したいがシステムが対応できない。

など、導入当時は問題でなったことが問題になるケースです。

2.システムが古くて使いづらい
・ 今となっては処理速度が遅く感じる
・ 画面が古くユーザーインターフェースが悪い
・ 新しい機器で使えない、使いにくい
(新OS、スマートフォン、タブレット端末etc)

導入当初は最新のシステムでも、年月が経てば古くなります。毎日使うものなので、少しの欠点が「これでは駄目だ。」に変わることもあります。

3.元々やりたいことができなかったが、導入してしまった
1と2は仕方がないとも言えますが、この3はもしかしたら避けられたかもしれません。

・ 診療予約システムの導入時にやりたいことがあったが、対応していないシステムを選んでしまった。
・ 運用してみて、やはりできないと困ることに気づいたが我慢していた。
というようなケースです。

クリニックの予約受付の運用は千差万別であり、完全にすべてに対応できる予約システムはおそらくありません。そういう意味では、診療予約システムを導入する際に「本当にやりたいこと(MUST)」を明確にし、「できればやりたいこと(WANT)」と区別して検討をする必要があるでしょう。そして、MUSTができないシステムは、安くても、営業マンに説得されても見送るべきです。

一方で、突き詰めて考えると、MUSTは意外に少ないのも事実です。

求めているものが本当にMUSTかどうかは、「患者目線」で考えたときにどうなのかを考えることでクリアになっていきます。あるいは、実際に利用する「受付スタッフの目線」ではどうなのかを考えることでもクリアになっていきます。

一番問題なのはMUSTとWANTを混同してしまい、WANTを優先し、MUSTを妥協してしまうことです。この場合には、残念ながら3のケースが起こってしまうでしょう。

また、WANTをたくさん満たすからといって、その分を費用を払う必要があるのかという点も、コストパフォーマンスを考えた場合に出てくる問題だと思います。

以上見てきたように、MUSTとWANTを区別して診療予約システムの検討・運用・見直しをすることが大事だと思います。

それではまた、次回のエントリーで。
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