診療予約システム(順番待ち版)」カテゴリーアーカイブ

順番待ち制で利用する診療予約システム

着信ポップアップ機能を活用した電話で順番待ちサービス

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今回は、受付順番制のクリニックで「電話で順番待ちを受付ける運用」についてご提案してみたいと思います。

受付順番制のクリニックの中には、あまりに混むので事前に電話してくれれば順番を押さえてくれるクリニックがあります。「関西エリア独特?電話で順番待ちサービス」にも書いたとおり、関西の一部エリアでよく見られるようですが、先日、関東でも行っているクリニックをようやく見つけることができました。

診療予約システムを利用して、ネットから順番待ちできるようになると患者さんはとても便利です。しかし、高齢者などにとっては「自分はネットが使えないから不公平だ」という声が上がることがあるようです。そのため、高齢者が多い内科などではより利便性を高めるために、電話で順番待ちを受付けをすることがあるのです。昔は電話自動応答というシステムがありましたが、高齢者もネットが使えるようになったきたため、最近はあまり必要性がなくなってきました。それに代わって、順番予約するだけの簡単な電話なら、受付スタッフが直接受けてしまおうというのが、今日紹介する「電話で順番待ちサービス」です。

とはいえ、順番待ちのための電話が増えるのは間違いないので、受付スタッフは少し忙しくなるはずです。利用する患者の割合にもよりますが、電話による順番待ち受付業務をできるだけスムーズにできればそれに越したことはありません。

そしてその方法が、「診療予約2013」の独自の機能「着信ポップアップ機能」ということになります。「着信ポップアップ機能」は、電話が掛かってきた際にその着信番号を元にして予約システムに患者データを自動的に呼び出す機能です。


▲ 着信ポップアップ機能を使って順番待ち予約を受付けした動画 (0:35/音声あり) 

この機能を使わなくても、順番予約を取るだけであれば対応時間は1分程度だと思います。さらにこの「着信ポップアップ機能」があれば、ほんの30秒程度で対応が可能ではないかと思います。また、この機能のすごいところは、患者さんの電話番号を手で登録しなくても、自動的に登録電話番号が増えていくことです。この点に関しては、「こんなに便利!着信ポップアップシステム」というエントリーに詳述しましたので是非確認してみてください。

以上、受付順番制で診療予約システムを利用して、ネット予約と電話で順番予約をスムーズに行う方法について書いてみました。患者さまの利便性の向上、受付業務の効率化のため、導入を検討してみてはいかがでしょうか?

それではまた、次回のエントリーで。
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キーワード: 電話自動応答,音声ガイド,CTI,自動電話応答システム,電話お知らせ,着信,発信

ネット予約率100%のクリニック

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先日「診療予約2013」をご導入いただいたクリニックにて、ネット予約率が100%になりました。しかも、導入して3日目でこの数字を達成されたので本当に驚きました。

導入していただいたのは受付順番制をとっている小児科クリニックです。一般論として受付順番制と予約制で比べた場合、ネット予約率が高くなるのは受付順番制です。それは、予約制では必ず次回予約が入るため、相対的にネット利用率が下がるからです。そのため、どんなにネット予約率が高くても60%前後というのが一般的な値になります。

一方、受付順番制のクリニックでは、その日に来院しようとする人がネット予約を利用するので、理論上は100%になる可能性はあります。しかし実際には、当然直接来院される患者さんもいらっしゃるので、全員がネットから順番待ちするというのはかなり特殊なことだと思います。

そこで当社の担当に話を聞いてみると、次のことがわかりました。実はこのクリニックでは予約システムの稼働開始前に患者さんに徹底的に告知をされたそうです。そのための準備に、約2ケ月程度の時間をかけられたのです。

WEBによる告知はもちろん、院内で配布するツールなどを利用して告知をされたようで、2ケ月という十分な準備期間をとって取り組まれた結果、患者さんのネット予約率が100%になったのです。

この事例から分かることは、患者さんに確実にネット予約のニーズがあるということです。特に小児科クリニックでは、ほとんどの方がネット予約を便利だと感じていることがわかります。また、「診療予約2013」の利用には簡単な利用登録が必要ですが、これがハードルになって利用率が減ることはないということもわかります。

もう1つ分かることは、クリニック側がしっかりと告知すれば、使っていただける患者さんを確実に増やすことができるということです。2ケ月の準備期間は十分すぎると思いますので、1ヶ月未満でも十分に効果があると思いますが、様々な手法を織り交ぜて予約システムのPRをすれば、その分だけ利用者が増えるのは間違いありません。その際の告知の方法については「診療予約システムのネット予約率を上げる方法」にまとめましたので、是非参考にしてみてください。

以上、ネット予約率が100%になったクリニックについて書いてみました。このようなクリニックが増え、患者さんが便利になったり、待ち時間の問題を軽減できるよう、もっと「診療予約2013」を広めていきたいと改めて感じました。

それではまた、次回のエントリーで。
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関連記事: 患者さんのネット予約利用率に影響する4つの要素
関連記事: かかりつけ医のための診療予約システム

キーワード: 小児科,予約比率,インターネット,WEB予約,利用率,普及率,診療予約システム

クリニック開業時におすすめの受付運用方法

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今回はクリニックの開業時におすすめの受付運用方法について書いてみたいと思います。

その受付方法は「時間帯予約制」と呼ばれる運用です。当ブログでも何度となく紹介していますが、時間帯予約制とは順番待ちと予約制のハイブリッドとも言える運用で、それぞれの長所を活かしながら運用することができます。また、同じ系統の「予約優先制」の欠点を回避するために考案された運用ですので、予約優先制で起こってしまう待ち時間に関するクレームを抑制することができる運用方法です。

新規開業時には、「受付順番制」か「予約制」の2択で迷われる先生が多いと思いますが、「時間帯予約制」であれば、予約を受付けつつも、当日は順番待ちと同じ考え方で運用できますので、是非2択でなく時間帯予約制も含めた3択で検討されるといいと思います。

さらに検討していただきたいのは、開業当初は予約は次回予約およびネット予約に限定する方法です。もちろん、開院時から電話予約を受付けてもいいのですが、やはりスタート時期は受付スタッフの方々も慣れていないので、業務がまわりにくいものです。ここに予約電話の受付まで入ってきてしまうと、受付業務がパンクしてしまい、会計処理の遅れなどが生じてしまうかもしれません。

一方でネット予約であれば24時間受付可能なため、受付時間外にもたくさん予約が入ってきます。こうして、予約受付をネットに分散することによって、受付業務の負荷を減らすことができれば、開業時の受付運用をよりスムーズにすることにつながるのではないでしょうか。

時間帯予約制の運用方法は、「知っている医師は始めている、時間帯予約制で待ち時間を減らす方法」 にまとめさせていただきました。また、混同されがちな「予約優先制」との違いについては、次のスライドショーに確認いただけます。

■ 時間帯予約制の詳細はこちらのスライドでチェック!

是非、新規開業の受付運用がうまくいくように、3種類の受付運用からベストなものを選んでください。「診療予約2013」は、「受付順番制(順番待ち制)」、「予約制(完全予約制)」「時間帯予約制」のどの運用にも使えますので、合わせてご検討ください。患者さんがきっと喜んでくれ、便利なクリニックだという評価をいただけると思います。

それではまた、次回のエントリーで。
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関連記事: 開業と同時に診療予約システムを導入するべき理由
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キーワード: 新規開業,インターネット予約,受付方法,予約方法,予約制,予約優先制,時間指定予約,順番待ち

かかりつけ医のための診療予約システム

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今回は、「診療予約2013」の開発コンセプトの1つである「かかりつけ医のための診療予約システム」について書いてみたいと思います。

「診療予約2013」の開発にあたっては、以下のような開発コンセプトを掲げました。これらのコンセプトは開発に入る前に設定され、設計の基礎となりました。また、機能の実装時に迷った際には、これらのコンセプトを実現できるか否かで常に判断をしてきました。そのため、「診療予約2013」はシステムのつくりとコンセプトに一貫性があり、機能それぞれに意味のあるソフトウェアに仕上がったと思います。

「シンプルで使いやすい診療予約システム」
→ 現場で本当に使えるシンプルで簡単なシステム。

「初期費0円の診療予約システム」
→ 業界初となる初期費用0円で使える診療予約システム。

「今すぐ利用開始できる診療予約システム」
→ 業界初となるオンラインでライセンス発行して今すぐ使える診療予約システム。

「患者さんが喜ぶ診療予約システム」
→ 患者さんの利便性を追求し、喜んで使っていただける診療予約システム

今回は「かかりつけ医のための診療予約システム」というコンセプトについて説明したいと思います。

実は、診療予約システムをご利用される医療機関のほとんどは診療所です。こうした診療所の多くは地域に密着し、近隣の患者さんのかかりつけ医としての役割を担われています。「診療予約2013」は、そのようなかかりつけ医の方々に喜んでいただけるシステムでありたいと考え、上記のようなコンセプトを掲げることになりました。そして、かかりつけ医のための診療予約システムはどうあるべきかということを事前に考えて開発したのが「診療予約2013」なのです。

では、「かかりつけ医のための診療予約システム」というコンセプトは、どのようにシステム自体に反映されているのでしょうか?

それをご説明するにはまず、患者さんと地域のかかりつけ医となるクリニックの関係性に注目しなくてはなりません。

患者さんにとってかかりつけ医というのは、継続的に通う対象です。同じ病気でということもありますし、違った病気でということもあるでしょう。期間でいうと、引っ越しなどをしなければ数年以上の長期に渡って通うというのが一般的だと思います。それでは、これらの患者さんが利用する診療予約システムのあるべき姿とはどんなものでしょうか。

私たちが考えたのは、かかりつけ医のための診療予約システムは「マイページ型」であるべきだということです。

「マイページ型」とは、患者さんが最初に利用登録して予約システムを使う仕組みのことです。利用登録の際に診察券番号や氏名などを登録すれば、以後はそれを呼び出して予約することができるようになります。また、マイページには受診者を複数登録しておくこともできるので、家族の予約を取る際にも大変便利な仕組みです。これは特に小児科などでお子さんの予約を取る場合に、大変喜ばれます。

逆に「マイページ型」でない予約システムは「毎回入力型」とでもいうべきもので、患者さんは予約する度に、診察券番号や氏名、生年月日などを入力することになります。診察券番号を覚えている患者さんは稀なので、毎回診察券を取り出して予約を取らなければなりません。また家族の予約を取る際にも、それぞれ調べて予約を取る必要があります。もっと言うと、診察券が手元にないとネットで予約が取れないということになってしまいます。

そしてこれらのシステムのつくりを比較した結果、私たちは「マイページ型」こそが、かかりつけ医のための予約システムにふさわしく、患者さんにより便利に使っていただける仕組みだと考えたのです。

しかし一方で、「毎回入力型」であれば最初に利用登録が必要なく、面倒でなくて良いのでないかという考え方もあると思います。それでもなお、「かかりつけ医のための診療予約システム」というコンセプトの実現のためには、「マイページ型」である必要があると私たちは考えました。それは、あえて利用登録のハードルを設けても、長期にわたって来院する患者さんには「マイページ型」のほうが圧倒的に利便性が高いからです。

以上、「かかりつけ医のための診療予約システム」というコンセプトとそれを実現する「マイページ型」の仕組みについて書いてみました。地域のかかりつけ医を目指されている先生には、是非「マイページ型」の診療予約システムを選んでいただきたいと思います。

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関連記事: ここが違う!マイページ型の診療予約システムの利点 
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キーワード: 内科,小児科,婦人科,ホームドクター,総合医,予約システム

受付スタッフにも待ち時間の見える化が必要

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先日、突然38.2度の熱が出て、朦朧としながらあるクリニックに診ていただきました。今回はその時の話を書いてみたいと思います。

私が受付した際に、待合室にある10の椅子のうち8つが埋まっていました。とりあえず座れたものの、8人待っているから少なくとも30分以上は待つだろうと計算しました。しかしよく考えてみると、会計待ちの患者さんもいるので、待ち時間はそれより短いはずです。実際、私の待ち時間は20分程度でした。

そんな中、別の患者さんが来院した際に、受付スタッフの方がおっしゃった言葉がとても引っ掛かりました。それは、その患者さんから「どのぐらい待ちますか?」と聞かれた際に返答された言葉です。

そのスタッフの方は、待合室のほうを見ながら「これだけ待たれているので、その分お待ちいただくことになりますね。」とおっしゃいました。残念ながら、これではほとんど質問の答えになっていないうえに、誤った返答だとも言えます。

まず、患者さんが「どのぐらい待ちますか?」と聞いた時に期待している返答は、約〇分という具体的な待ち時間です。患者さんも医療機関なので時間が前後するのは織り込み済みなはずです。その上で目安だけでも知りたいというのが患者さんの意図であり、希望だと思います。

しかし、さきほどの回答は、その要望に対して全く何も答えていません。もちろん、受付スタッフの方には正確な待ち時間が判断できないというのは理解できます。しかし、少なくとも経験上、何分ぐらい待つかというのはわかっていてほしいと思います。これは、患者目線だけでなく院長先生も同じように思うのではないでしょうか。

さらに、この答えが良くないところは「これだけ待っているから」といって、待合室にいる全員が診察を待っているかのように誤解させてしまう点です。実際に、このクリニックは会計待ち時間がとても長く、私も15分ぐらい待たされました。よって、待合室にいた患者さんのうち半分は会計待ちの状態でしたので、明らかに間違った表現になってしまっていたと思います。

患者さんは待ち時間が長いことがわかると「今日じゃなくてもいいか」「別のクリニックを探すか」という判断をしてしまうかもしれません。この一言で、患者さんに心変わりが生まれるとしたら、クリニック経営の視点から見ても問題だと言わざるを得ません。しかもこのようなやり取りは診察室からは全く見えないので、先生には機会損失があったかどうかもわからないのです。

繰り返しになりますが、受付スタッフの皆さんが待ち時間を告げるのは難しい面があることは承知しています。患者さんに案内した時間に診察が始まらないとクレームになるのではないか、逆に待ち時間を長めにお伝えすると別のクリニックに行かれてしまうのではないかという葛藤があるのはわかります。また、これらのジレンマの中で直接患者さんに接することは、ストレスの掛かる仕事であることを何度も目の前で見てきました。それでもなお、目安時間を患者さん伝えることは、受付スタッフの皆さんが担うべき大切な役割だと思うのです。

皆さまもご存知のとおり、診療予約システムには「待ち時間の見える化」を助ける機能があります。この機能のうち、患者さんが自身の待ち時間を確認できる機能がクローズアップされることが多いですが、実は受付スタッフも一目で待ち時間を確認することができるのです。患者さんから待ち時間を聞かれた際に、曖昧な回答や誤解されそうな返答をするのではなく、システムで計算された待ち時間の目安を伝えらえれば大変便利です。また、「あくまでシステムの計算上は、待ち時間〇分程度です。」と答えることで、あくまで参考にすぎないことも患者さんに伝わります。今回の体験から、予約システムによる「待ち時間の見える化」は患者さんだけでなく、受付スタッフの皆さまにも必要なのではないかと改めて考えさせられました。

それではまた、次回のエントリーで。
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