診療予約システム(順番待ち版)」カテゴリーアーカイブ

順番待ち制で利用する診療予約システム

診療予約システムのネット予約率を上げる方法

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今回は患者さんのネット予約率を上げる方法についてまとめてみたいと思います。ネット予約率を上げるには、患者さんがクリニックを訪れる際のあらゆる導線上に予約システムの告知を用意するのがベストです。忘れがちな部分や、より効果を高める方法もお伝えしますので、是非ご確認ください。

 

1. 院内掲示ツール

予約システムが利用できることを知っていただくために、院内に掲示できるツールを作成します。壁に貼ったり、パウチして待合室に設置したりすると自然にPRできます。

「診療予約2013」をご利用いただく際には、当社が作成したツールのデータをご提供していますので、簡単に作成することができます。
サイト告知ツール:院内掲示用(順番待ち版)

 

2. 配布ツール

患者さんに手渡ししたり、受付に設置して取っていただくためのツールです。予約システムの稼働開始時に集中して配布すると非常に効果があります。

1の院内掲示ツールも同じですが、院内で待っている暇な時間に読んで予約サイトにアクセスしてもらえるため、できれば受付時に配布するのが望ましいです。

こちらも当社が作成したツールがありますので、是非ご活用ください。A4を4等分したサイズのものが配布しやすく、かつ経済的だと思います。

 

3. ダイレクトメール

さらに積極的なクリニックでは患者さんにDMを送ることもあります。他の手段とくらべ費用がかかりますが、これも良い方法だと思います。思ったより利用率が上がらない場合などは、ダイレクトメールの送付を検討してみてはいかがでしょうか。

 

4. WEBサイトに掲載

WEBサイトをお持ちのクリニックではWEBサイトへの掲載は必須です。患者さんはクリニックを探している時にWEBを閲覧するわけですので、そのまま予約ができたら患者さんにとっても大変便利です。

掲載方法は以下の3つが考えられます。

A. 診療予約システムについてのページを追加作成する
B. 予約システムへのリンクを貼る(テキストリンク、バナー)
C. 予約システムのQRコードを掲載する

クリニックWEBサイト

ページの追加が可能な場合はAの方法を取るとよいでしょう。最も目立ちますし補足説明なども掲載しやすくなります。

ページを追加した場合でも、Bのリンクを複数設置することで利用率が高まります。ここで注意したいのが掲載する場所についてです。上のサイト図の緑色の「予約システム」というのがバナーのイメージですが、これだけだと見逃してしまうことがあります。そこで患者さんが通院される前に必ず確認する場所にリンクを設置することによって、ネット予約率が高めることができます。その必ず見る情報というのは、「連絡先」「診療時間」「アクセス」の3箇所です。

上図では、ヘッダーにある電話番号の下に「ネット予約はこちらから」というリンクを貼ることで、電話とネットの両方が使えることを明確にしています。患者さんが受付時間外にサイトを見ていた場合、電話予約ができなくてあきらめるかもしれませんが、電話番号の下にネット予約のリンクがあれば予約してくれる可能性が高まります。

「診療時間」のところも同様で、時間を確認するということはこれから予約または来院しようとしているはずです。ここにも予約システムのリンクを設置しておくことで、自然な流れでネット予約を利用していただけます。「アクセス」も同様で、来院前に場所を確認している流れで予約システムに誘導すれば、患者さんも便利です。

最後にCのQRコードですが、これはWEBサイトをパソコンで見ている患者さんがモバイル端末で利用したい場合に便利です。「診療予約2013」には「まもなく予約日メール」や「もうすぐ診察お知らせメール」といった機能がありますので、これらを携帯やスマホで利用したい患者さんのほうが多いと思います。その際に、パソコン画面のQRコードを読み取ってもらえればスムーズに予約システムにたどりつくことができます。

5. 留守番電話のメッセージ

これも患者さんが予約する導線に案内を入れる方法です。詳しくは「診療予約システムを導入したら留守電メッセージはこうなる!」というエントリーにまとめましたのでそちらでご確認ください。

以上、診療予約システムのネット予約利用率を上げる方法についてまとめてみました。診療予約システムをご利用の際は、是非参考にしてみてください。

それではまた、次回のエントリーで。
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キーワード: 告知方法,成功事例,ノウハウ,テンプレート,書式,フォーマット,情報発信,利用促進

順番予約システムの様々な運用方法

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今回は順番予約システムを利用した運用方法をご紹介したいと思います。まず一般的なパターンを見ていただき、その後、それぞれのクリニック独特の面白い運用方法についてご紹介したいと思います。

1. 一般的な順番予約の運用方法

ノーマルな運用では、受付方法は「直接来院」と「順番予約(予約システム)」の2つになります。患者さんは受付時間がはじまると、直接来院するかネットで順番予約することになります。

通常は、受付時間開始とともにネットから順番待ちも入っているため、直接来院する患者さんと順番予約の患者さんのどちらを優先するかという問題が発生します。

一般的には、直接来院していただいた患者さんを優先しますので、ネット順番待ちが入る前に直接来院の患者さんを予約システムで受付してあげなければなりません。そうしないと、ネット順番待ちの患者さんが殺到して、直接来院の方の順番が後ろになってしまうからです。

「診療予約2013」には、この運用を想定して「仮の受付」という機能があります。この機能を使えば、直接来院される患者さんのために、あらかじめ順番を押さえることができるのです。

例えば、朝いつも5名ぐらい並んでいる場合は、5つの仮の受付を入れておきます。こうすれば、ネットからの順番予約は6番目からになり、うまく直接来院する患者さんを優先することができるのです。

以上が一般的な順番予約の運用方法となります。

 

2. 順番予約を電話でも受け付ける運用

この運用では受付方法を「直接来院」「順番予約(予約システム)」「順番予約(電話)」の3つにします。一般的な運用との違いは、電話をかけて順番待ちの予約を入れることができるようにしている点です。順番予約の方法がネットと電話の2種類になることで、患者さんが使いやすい方を選べる仕組みです。患者さんにとっては選択肢が増えるので便利ですが、クリニックは電話受付をしなくてはならないので業務が増えます。この運用方法は特に関西エリアで見られるもので、業務が増えてもサービスを重視したいという地域性が出ているのではないかと思います。

 

3. 順番予約の受付時間をあえて早める運用

受付時間が開始すると同時に、順番予約も可能になる方法を取るのが一般的ですが、あえて順番予約を優先するような運用です。例えば9:00に受付開始のクリニックの場合、ネットからの順番予約は8:00になったら順番待ちのエントリーができるようにするのです。

ネットで順番予約をした患者さんは、エントリー時に表示される診察開始予定時刻に合わせて来院していただくということになります。当然1番目の患者さんの予定時刻は9:00~となります。直接来院の患者さんは9:00まで受付してもらえないので、後方に並ぶことになりますが、順番予約した患者さんがお見えにならない場合は、当然先に案内されます。

診療予約システムを導入したばかりで患者さんの利用促進をしたい場合などには、あえて順番予約を優先する仕組みを導入されるクリニックがあります。

 

4. ファストパスのように順番予約を活用する運用

これも、順番予約の患者さんをあえて優遇する方法です。順番予約をしたら、通常は診察開始予定時刻に来院してもらうべきですが、「受付時間内であればいつでも来院OK」としてしまいます。例えば、9:00に順番予約して1番目に並んでいても、すぐ来なくていいですよということです。そして、患者さんのタイミングでご来院したら順番どおり最優先しますというかたちになります。

これも、患者さんに予約システムをもっと利用してもらえるように考えられた運用で、ディズニーランドなどのファストパスと同じように、順番予約しておけば、いつでも最優先されるのに近い運用になります。かなり変わった運用ですが、発想が面白いので紹介させていただきました。

今回は、診療予約システムを活用した順番予約の様々な運用方法をご紹介してきました。どれにも共通するのが、「患者さんのために便利な仕組みを提供したい」という院長先生の思いが運用に反映されていることです。まだ診療予約システムをご利用でないクリニックの皆さまも、ぜひ参考にしてみてください。きっと患者さんに喜んでいただると思います。

それではまた、次回のエントリーで。
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予約システム導入時の立会いで感じたこと ~小児科クリニック~

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先日、足立区にある小児科クリニックにて「診療予約2013」を導入していただきました。「診療予約2013」の稼働開始日に現場で立ち会うことは稀なのですが、今回はご希望があったので稼働当日にご訪問させていただき、操作や運用のサポートさせていただきました。今回はその際に感じたことを書いてみたいと思います。

そのクリニックはまもなく開業1年になる小児科・内科クリニックです。予約システムは混んでいる小児科で利用したいとのことで、受付順番制の診療予約システムを導入していただきました。

改めて驚いたのが、ネットで順番予約をされた患者さんの院内待ち時間の短さです。当然、院内待ち時間を短くするためのシステムなので短くなるに決まっているのですが、目の前で見ると劇的に違うので新鮮な驚きを感じました。

数字で言うと、ネット予約の患者さんは0~10分で診察室に呼ばれたのですが、普通に来院した患者さんは45~70分ほど待っていました。数字でもわかるのですが、実際に目の前で見ると圧倒的な違いがあり、0分の患者さんに限っては受付を済ました瞬間に案内されていたので、すごくスムーズに感じられたと思います。初日ということもありネット予約率は15%ぐらいでしたが、利用者の皆さんの表情を見てみて、これはきっと喜んでくれているだろうという実感を得ることができました。ちなみに翌日はネット予約率が30%になっていて、早くも患者さんに浸透してきていることが数字でも確認できました。

また、はじめてネット予約が入った際には、受付スタッフの方もビックリしたと同時に楽しそうにされていたのも印象的でした。運用開始前は、予約システムを導入し今までの運用を変えることに不安を感じておられるようでしたが、目の前でネット予約が入り、患者さんの院内待ち時間が如実に変化するのを目の当たりにして、受付スタッフの方々が予約システムに抱いていた漠然とした不安がかなり払拭されたように思いました。

とくに感じたのは、ネット予約率が上がると、受付スタッフの仕事が楽になるということを実感してもらえたことです。例えば、ネット予約が入りだすと受付が混む可能性が低くなるという点です。これは、ネット順番待ちをした患者さんは自分の順番が近づくまで来院しないため、来院タイミングが分散するという現象によるものです。この点は、口頭で説明しても何となくしかわかってもらえないことが多いのですが、実際使ってみると自ずと理解してもらえるんだなということが分かりました。

また、待ち時間が長くなると患者さんから「あと何分ぐらいですか?」「結構待ってるんですけど・・・」のように聞かれることがあります。今回の立会いでも3名の患者さんが、スタッフの方に確認していました。受付スタッフの方も、お待たしているのがわかっていて説明をしなくてはならないので、ストレスを感じる仕事の1つだと思います。しかし、診療予約システムを利用してくれる患者さんが増えれば、院内待ち時間も減りますし、そもそも患者さんが自分で待ち時間を確認できるようになります。受付スタッフの方も実際に運用している中で、この点にも気づいたようで、以後患者さんに予約システムの利用を積極的にPRされていました。こうなると、すべてがうまく回りはじめますので、立会いが終わる頃には全く運用に不安のない状態になっていました。

以上、今回の立会いで改めて感じたこと、新しく気づいたことなどをまとめてみました。こうやってまた1軒「診療予約2013」をご利用いただけるクリニックが増え、患者さんが喜んでいるのを目の前で見られて本当に良かったです。

それではまた、次回のエントリーで。
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診療予約システムを導入したら留守電メッセージはこうなる!

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今回は、クリニックの受付時間外に設定する留守番電話のメッセージについて書いてみたいと思います。

受付時間外になると電話を留守電に切り替えているクリニックも多いのではないでしょうか。その場合、留守電の応答メッセージに、現在は診療時間外であることや受付時間のご案内をされていると思います。

例えば、

■ 受付順番制のクリニックの例文
「お電話ありがとうございます、〇〇クリニックです。ただいま受付時間外となっております。受付時間は、平日午前9時~12時、午後14時~18時、土曜日は9時~14時までとなっております。恐れ入りますが、次の受付時間にお越しいただけますようお願いいたします。」

■ 予約制のクリニックの例文
「お電話ありがとうございます、〇〇クリニックです。ただいまの時間は受付時間外となっております。ご予約の方は、受付時間にお電話ください。受付時間は、平日午前9時~12時、午後14時~18時、土曜日は9時~14時までとなっております。ご予約お待ちしております。」

のようなメッセージが一般的ではないでしょうか。

もし診療予約システムを使っていたら、どのようなメッセージがよいか考えてみましたので、参考にしてみてください。

■ 受付順番制のクリニックの例文
「お電話ありがとうございます、〇〇クリニックです。ただいま受付時間外となっております。受付時間は、平日午前は時~12時、午後14時~18時、土曜日は9時~14時までとなっております。恐れ入りますが、次の受付時間にお越しください。受付時間になりましたらWEB予約システムにて順番予約も可能です。詳しくは当院のWEBサイトにてご確認ください。ご利用お待ちしております。」

■ 予約制のクリニックの例文
「お電話ありがとうございます、〇〇クリニックです。ただいまの時間は受付時間外となっております。ご予約の方は、WEB予約システムをご利用ください。詳しくは当院のWEBサイトにてご確認ください。お電話での予約は受付時間にお願いいたします。受付時間は、平日午前9時~12時、午後14時~18時、土曜日は9時~14時までとなっております。ご利用お待ちしております。」

WEB予約システムのところは、インターネット予約システムという表現でもいいと思います。高齢者には後者のほうがわかりやすいかもしれませんので、患者さんの年齢層に合わせて表現を調整してみてください。

ちなみに、診療予約システムが利用できることを患者さんに告知する方法は、

・ WEBサイト
・ 院内掲示
・ 院内配布

などが考えられますが、上の例のように留守番電話の応答メッセージに入れることでも効果があります。得に予約制の場合は、電話がつながらないと予約できないため、そのまま予約システムへ誘導すると患者さんにとっても便利でメリットがあると思います。

このように、診療予約システムを導入した場合は、留守番電話メッセージでも告知すると利用促進につながると思いますので是非お試しください。

それではまた、次回のエントリーで。
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クリニック受付運用の5つのパターン

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今回は、病院・クリニックの受付運用のパターンについてまとめてみたいと思います。次の5つがクリニックの受付方法の5大パターンになります。

1. 受付順番制 (順番予約なし)
2. 受付順番制 (順番予約あり)
3. 予約制   (事前予約制・完全予約制・時間指定予約制)
4. 予約優先制
5. 時間帯予約制

それでは、それぞれの内容とメリット・デメリットなどを順に説明していきます。

1. 受付順番制 (順番予約なし)
最もシンプルな受付の運用方法です。予約はとらずに当日の受付順番で診察を行います。受付スタッフの業務量は最少となりますが、ある時間帯に患者さんが集中すると待ち時間が長くなってしまいます。患者さんの来院タイミングは誰もコントロールできませんので、突然混み合って待ち時間が長くなり、クレームが発生してしまうことがあります。

2. 受付順番制 (順番予約あり)
1のデメリットを克服するために、順番予約をできるようにしたのがこの運用方法です。予約受付の方法は、特に関西エリアで見られる「電話で順番待ち予約」という方法と、診療予約システムによる「ネット順番待ち」や「電話自動応答で順番待ち予約」という方法があります。

いずれの方法でも、スタッフは電話応対業務やシステムへの入力といった業務が増えてしまいます。一方で、患者さんは自宅や外出先から順番予約ができるので、院内待ち時間が減ります。また、診療予約システムを使えば、待ち時間を見える化したり「もうすぐ診察お知らせメール」が送信されますので患者さんにさらなるメリットを感じていただけるようになります。

3. 予約制 (事前予約制・完全予約制・時間指定予約制)
事前に予約をとった患者さんだけ受付けするのが予約制です。その意味を強調するために完全予約制と呼ばれることもあります。また、順番予約ではないことを明確にするために時間指定予約制と呼ばれることもあります。

予約制では、患者さんは予約がないと診てもらえないかわりに、予約時間に診察を開始してもらえるということになります。これによって待ち時間の問題はほぼ解決できるはずです。とはいえ、日本では精神科などを除いて完全予約制をとる病院・クリニックはあまりありません。アメリカでは100%完全予約制だそうですが、これは様々な制度・慣習の違いによるもので、日本ではごく一部のクリニックが行っているのが現状です。

クリニックから見たときの予約制のメリットの1つは、患者さんの分散・平準化です。これは、日による分散と、1日の時間帯による分散の両方があります。予約制では、次回予約の際に混んでない日や時間帯を案内することによって、来院数を平準化することができます。また、ネット予約では患者さん自らが空いている時間帯を選びますので、自然と分散することになります。

もし受付順番制のクリニックで日による患者数の増減が激しい場合は、予約制にすることによって患者数の偏りをある程度コントロールすることができるようになります。この効果は、次に紹介する予約優先制・時間帯予約制においても期待できます。

4. 予約優先制
予約優先制とは、予約を受付ける一方で、当日は予約なしの患者さんも受け入れる運用方法です。そして、予約者はできるだけ予約時間に診察を行い、予約なしの患者さんはその合間に受付順に診察を行うことになります。

予約可能な病院・クリニックの多くがこの方法をとっていますが、「予約優先制のクリニックで待ち時間が長くなるメカニズム」にも書いたように、予約優先制には混んでくると必ず起こる問題があります。患者さんが増えてきてこの段階まできたら、当社では次に紹介する時間帯予約制への移行をお勧めしています。もちろん、最初から時間帯予約制をとっても良いと思います。

5. 時間帯予約制
時間帯予約制とは、予約優先制の問題を解決するための運用方法です。基本的には予約優先制と同じに見えますが、「必ずしも予約を優先しないこと」によって予約優先制の問題を解決します。また、時間帯予約という言葉が表すように、9:00~9:30の予約というように時間に幅のある予約であることを徹底することによって、よりクレームの起こりにくい運用となっています。

予約優先制の問題点と、時間帯予約制の運用の概要は、下記のスライドショーでご確認いただけます。

以上、病院・クリニックの受付運用方法について5つのパターンをまとめてみました。より効率的な受付業務、より患者さまの満足度を高める受付方法を模索している先生がいらっしゃいましたら、参考にしてみてください。予約システムに限らず受付運用にお悩みの場合は、お気軽にお問合せください。

それではまた、次回のエントリーで。
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